
こんにちは!つなぐホームページのwebデザイナー神原キサコです。
「企業理念が伝わる」ホームページを制作をしています。
神原キサコの制作カフェでは、ホームページの活用方法の具体的な方法や成功事例を紹介しています。
たくさんの方に読んでいただけるよう、分かりやすい表現を心がけています。
ぜひコーヒー片手にリラックスして読んでみて下さいね!
いつもつなぐホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
つなぐホームページのWEBデザイナー、神原キサコです。
今週もよろしくお願いします!
たった一言が、お店の未来を変える?!言葉の魔法、見つけませんか?
みなさん、”短い言葉”の力を感じたことはありますか?
時として、言葉は短ければ短いほど、私たちの心に深く響くものです。
例えば、日常の中で「愛している」という言葉を耳にすると、どんなに忙しい日常であっても、一瞬時間が止まるような感覚になりませんか?
それは、この言葉がシンプルだからこそ、その真意や感情がストレートに伝わってくるからです。
長々とした説明や、複雑な言葉よりも、シンプルでわかりやすい言葉の方が、多くの人々にとっては心地よく、感じるものが強いのです。
そして、この原則はビジネスの世界でも非常に重要。
例えば、商品の宣伝やセールの案内など、簡潔で心に響く言葉を使うことで、多くの人々の関心を引きつけることができるのです。
このように、短い言葉が持つ魔法のような力を知り、うまく利用することで、もっと人々の心に寄り添うコミュニケーションができるのではないでしょうか?
ある洋菓子店での出来事
「神原さん、いらっしゃいませ」洋菓子店の女性オーナー様が、コーヒーとケーキを持って来てくださいました。
今日は、山形県米沢市にある洋菓子店に来ています。オーナー様の想いのこもった外観と内装、ケーキ一つ一つに物語があり、今、目の前で提供してくださっている”ずんだケーキ”も、米沢の農家さんから分けてもらったずんだを、冷凍保存して通年で提供しているもの。はじめは季節限定にしようかと悩んだそうですが、冷凍技術が進化したこと、そして何より、たくさんの人に米沢のずんだの美味しさを広めたいという思いから、通年で販売できるように努力されたようです。
本当に素晴らしいお店です。地域に愛されるお店になっているのも納得できます。
「今日はどうぞよろしくお願いいたします」と私は続けて「社長様、ホームページの成績表をご確認ください。ホームページの成績表を確認すると、問い合わせ数は前年と同程度水準。ただ、アクセス数とPV数は、ずいぶん伸びてきていますから、きっと今後のお客様の来店者数や、ネットショップの売り上げとして、跳ね返ってくるものと推察できます。非常に良い傾向だと思います。社長様のおいしいケーキの口コミが広がっていってるんだと思います。」と纏めました。
「あら、キサコさん、褒めて頂きましてありがとうね。でも確かに、来店のお客様はこのところずいぶん増えたように思います。新規のお客様がしっかりとリピーターのお客様に育っていることが、一番嬉しいです。」とオーナー様。
「それは当然です!こんだけおいしいケーキですから。私や後輩も、オーナー様のケーキ、大好きです!」と、ついついケーキを食べてしまいます。お客様の目の前なんだけれども…😂
「ただ、一つ相談してもいいかしら?」
「はい、オーナー様。どのようなご相談ですか?」
「たくさん地域のため、お客様のため、従業員のために、いろんな取り組みをしてきているんだけれども、どうにも伝わっていないような気がするの。なんでなんだろう…と考えてみても正解が見つからないの。どうしてだと思う?」
「そうですね…」と私は少し悩んで「もしかしたら…」とiPadを取り出して、図解の準備を始めました。
お店の想いを、一言に凝縮する
午後の陽光が差し込む洋菓子店の一角で、キサコは言葉を静かに切り出した。「オーナー様、『言霊』という言葉は知っていますか?」
「『言ったことが本当になる』といわれています。言葉には力があります。オーナー様の取り組みについては、間違いなく素晴らしい取り組みが多くあるし、地域のためお客様のために取り組んでいることばかりです」
キサコは言葉を紡ぎながら続けた。「ただ取り組む数が多くなったからこそ『何のためにやっているのか』『なぜ洋菓子店を経営しているのか』が見えづらくなっているのかもしれません。」
キサコはさらに言葉を重ねた。「言葉は、短ければ短いほど伝わるものです。このケーキ一つとっても、ストーリーはあります。オーナー様や農家様のお気持ちも、たっぷり込められています」続けて「それは、ほかのケーキやクッキー、焼き菓子なども、一つ一つ、物語、ドラマがあることでしょう。それを統合したものが必要なんじゃないでしょうか」と提案しました。
「統合、ですか?」オーナーの声には戸惑いが滲んでいた。ケーキを作ることだけに懸命だった日々が、その言葉によって揺らいでいるようだった。
「そうです。『何のために経営しているのか』『何のためにこの洋菓子店が地域に存在しているのか』それを一言で表す言葉が必要なんだと思います」
その言葉が、静かに店内に響き渡る。オーナーは目を見開いて、これまで考えたことのない視点に驚いているようだった。
「ええ!そんなこと、考えたこともなかった…。ただ、『おいしいケーキを作りたい』『みんなに、米沢の素晴らしさを伝えたい』それだけで…その気持ちだけでやってたんだけれども…」言葉が途切れる。キサコは、オーナーの気持ちに寄り添うように微笑んだ。
「そうですよね、オーナー様のお気持ち、よくわかります。でも、『お客様に美味しいケーキを作りたい』『米沢の素晴らしさを伝えたい』というのは、ほかの洋菓子店さんでも、考えていないでしょうか?」その問いかけに、オーナーの表情が僅かに曇る。
「…もしかしたら、考えているかもしれません…」
キサコは、その中でさらに話を進めた。「御社の独自性は、きっとあるはずです。『なぜなのか?』そこを突き詰めて考えてみるといいかもしれません」
「具体的には、どうやって…?」オーナーの声には、不安と期待が入り混じっていた。
キサコは、準備していたかのようにバッグからA4用紙を取り出した。
「はい、ここに『何のために経営をしているのか』『自社の固有の役割は何か』『創業の精神は何か』『大切にしている価値観や人生観』『取引先やお客様に対する基本姿勢』『社員に対する基本姿勢』『地域社会や環境に対する基本姿勢』をそれぞれ五つ以上、あげてください」
しばらくの沈黙の後、オーナーの決意を秘めた声が返ってきた。
「そんなこと、考えたこともなかった…。でも、これが…これにヒントがあるとするなら取り組んでみようと思う。キサコさん、今日、お時間は大丈夫。取り組んでみたいから、もう少しお時間いただけないかしら?」
夕暮れが近づく店内で、キサコは温かな笑顔を向けた。「大丈夫です、オーナー様。私の時間は気にせず、取り組んでみましょう!私もサポートさせていただきます」
一時間後、見つけたお店の「核」となる言葉
ショーケースの中のケーキたちが夕暮れの光を浴びはじめていた。メモ用紙の上には、走り書きの文字がびっしりと並んでいる。
「米沢の素晴らしさを伝えたい…安全で、本当に美味しい洋菓子を…」オーナーは書き記した言葉を見つめながら、つぶやくように話し始めた。「こんなにも、私の中に想いがあったなんて」
キサコは黙ってうなずき、オーナーの言葉を待った。
「地域のこと、従業員のこと、お客様のこと…私の大切にしたいものって、こんなにもたくさん…」
「そうなんです。だからこそ、皆さま経営を続けていらっしゃるんだと思います。情熱がなければ、この道は選べません」
キサコは一枚のケーキを指さした。「この想いを、少し違う角度から見てみましょう。従業員の方々、お客様、そしていつも美味しい果物を届けてくださる農家さん。みなさんの笑顔の中心には、何があるでしょう?」
その瞬間、オーナーの目が輝きを増した。「そうか…」声が小さく震える。「みんなの笑顔…そして、その笑顔をつくれている私自身の幸せ…」
夕暮れの光の中、オーナーはゆっくりとペンを取り上げた。新しい紙に、一文字ずつ、想いを込めるように言葉を記していく。
『米沢の”美味しい”で、みんなを笑顔に。心を込めて、幸せを届けるお菓子』
「これよ」オーナーの瞳が潤んでいた。「これからも、この言葉を胸に…みんなが笑顔になれる、そんなお菓子を作り続けたい」キサコは静かに微笑んだ。オーナーの言葉に、確かな決意が宿っているのを感じました。
たった一言が、お店の未来を変える
今回、オーナー様と一緒に、お店の「核」となる言葉を見つけるお手伝いをさせていただき、改めて言葉の持つ力を実感しました。
お店の想いを、たった一言に凝縮する。それは、簡単なことではありません。しかし、その一言が見つかった時、お店の進むべき道が、明確に見えてくるのです。そして、その言葉は、お客様にとっても、お店の存在意義を理解するための、大切な道標となるはずです。
あなたのお店の「核」となる言葉は、何ですか?
その言葉を見つけることが、お店の未来を変える、大きな一歩となるかもしれません。
ご参考くださいませ(^_^)
当メールマガジンでは、今後もホームページ活用方法について、具体的な打ち手や成功事例を提供して参ります。
あなたのホームページのアクセス数、問い合わせ数を増やすための参考にしてくださいね。
それでは、今週も一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。