オギハラ食品採用サイト
https://ogihara-recruit.jp/
私たちオギハラ食品は、福岡県大牟田市で高菜製品を中心に漬物を製造している会社です。高菜は九州を代表する食文化のひとつであり、地域の農家の方々と協力しながら、原料の栽培から加工までを大切にしてきました。
「安心・安全で、毎日の食卓に笑顔を届けること」を使命に、品質管理には徹底してこだわっています。長年培った技術と社員一人ひとりの力を活かしながら、これからも高菜の魅力を広め、地域に根ざしたものづくりを続けてまいります。
社名
オギハラ食品株式会社
創業
大正5年(1916年)
所在地
福岡県大牟田市浜田町20-7
従業者数
77名
業務内容
高菜漬・加工食品の製造・販売
主力商品
「元祖三池ごまたかな」「明太子高菜」「高菜油炒め」ほか
― 採用サイトを制作される前、どのような課題を感じていらっしゃったのでしょうか。
一番の課題は「ミスマッチ」でした。デューダやハローワークなどの求人媒体に会社の雰囲気や求める人材像を載せようとしても、結局はフォーマットが同じなのでどの会社も似たように見えてしまうんです。会社の思いや雰囲気が伝わらないことで、実際に採用してみると3ヶ月、半年経ってから「思っていたのと違う」というギャップが生まれ、辞めてしまうこともありました。 また、人材紹介会社に高額な費用を払ったのに短期間で辞められてしまった経験もありました。採用で失敗すると会社にも本人にも不幸ですから、どうやって自社の取り組みや想いを伝えるかが大きな課題でした。
― 多くの制作会社がある中で、なぜつなぐホームページにご依頼いただいたのでしょうか
最初は正直、山形の会社にわざわざ頼む必要はないと思っていました。地元福岡にも制作会社はたくさんありますし、距離的にもコスト的にもその方が合理的だと考えていました。 しかし、石井製作所の石井社長とのご縁をきっかけに、つなぐホームページ制作の採用サイトを拝見し「これは自分たちにも必要だ」と感じました。さらにコンサルタントの方とオンラインで話をしたとき、「どこで作るかではなく、誰と作るか」が大事だと考えが変わったんです。 そのプレゼンには会社や人材に対する熱量があり、「この人となら本質的な採用サイトを作れる」と確信して、依頼を決めました。
― 実際に制作を進める中で印象に残っていることはありますか。
一番印象的だったのは「質問の力」です。つなぐホームページのインタビューは、経営者や社員の想いを自然と引き出してくれる。答えているうちに自分たちが本当に大切にしていることに気づかされました。例えば、全社員アンケートや未来年表づくりは大きな転機でしたね。これまで場当たり的に議論していた採用を、将来を見据えて組織づくりを考える時間に変えてくれました。結果として「ただの採用HP制作」にとどまらず、会社のあり方を考えるプロジェクトになったと思います。
― つなぐホームページ コンサルタントに質問です。どのような点に気を付けて取り組みましたか?
コンサルティングパートで心がけたのは、当社が答えを押し付けるのではなく、オギハラ食品様自身が未来を描けるよう導くことでした。採用の課題は単なる人手不足にとどまらず、「どんな人と共に働きたいのか」という理想と現実のギャップにありました。そこで荻原社長や専務、幹部の皆様と繰り返し対話を重ね、まず10年後の理想像を明確にし、逆算して必要な人材像を定義することから取り組みました。
全社員アンケートでは従業員の率直な声を集め、会社の「等身大の姿」を可視化。未来年表の作成では、荻原社長の想いを共有することで組織全体が方向性を理解し合う機会になりました。さらに、強み分析やペルソナ設定、ブランドカラーの検討なども行い、「オギハラ食品らしさ」を具体化。私は問いを投げかける役割に徹し、皆様が自ら答えを導く過程を支援しました。
結果として、今回の取り組みは採用サイト制作を超え、組織全体が未来を見据え、自社の魅力を再確認する場となったことが最大の成果だと感じています。
― つなぐホームページ デザイナーに質問です。どのような点に気を付けて取り組みましたか?
デザイン面で最も大切にしたのは、コンセプトである「愛」を軸にしながら、オギハラ食品様らしい「エネルギッシュさ」「明るさ」「フレッシュさ」を直感的に伝えることでした。そのために、まず「何を大切にしている会社なのか」「どこに魅力があるのか」を初見で理解できる構成を意識しました。具体的には、メインビジュアルのスライドショーに社員の笑顔をふんだんに盛り込み、さらに「オギハラ食品の好きなところ」を社員の方々にボードへ書いていただき紹介する演出を加え、人の温かみや社風が自然に伝わる仕掛けとしました。
写真選定では、笑顔や風通しの良さを強調し、明るく統一感のあるビジュアルを徹底。配色は「情熱・仲間・挑戦・成長」をキーワードに、グリーンとオレンジを基調に設定しました。ビビッドなアクセントと強いコントラストでエネルギーを表現しつつ、透明感のあるグラデーションで清潔感を持たせています。また、メインビジュアル動画には斜めスクロールの動きを採用し、高菜の「ピリッと一味」の刺激や、未来に向かう前向きさを視覚的に表現しました。
― 完成した採用サイトをご覧になって、どんな印象を持たれましたか。
まず「風通しの良さ」「チームで働く雰囲気」がしっかりと伝わる点が良かったです。社員の写真とコメントの組み合わせがとても自然で、「うちの社員の笑顔がこんなにも素敵だったのか」と改めて感じました。全体的にやわらかい印象で、会社のあたたかい雰囲気がよく表現されていると思います。
また、撮影の際に社員がメッセージカードを掲げて参加したことで、「自分も未来をつくるプロジェクトの一員だ」という意識が生まれたように感じます。単なる現場の仕事としてではなく、会社の未来を考える一つの機会になり、撮影後の面談でも皆が前向きで、迷いのない姿が見られました。
― 運用やサポート面で印象に残っていることはありますか。
私は担当者に任せている部分も多いのですが、操作マニュアルやコーポレートサイトのフォローは役立っていると聞いています。困ったときにすぐ相談できる安心感は大きいですね。
― 今後の採用サイト活用について、どのようにお考えでしょうか。
今後、工場の建て替えやオフィス移転も控えており、取り込みたい人材層も変わってきます。そのタイミングで写真を含め、採用サイトも全面的にブラッシュアップしたいですね。頻繁に変える必要はありませんが、3年に1度くらいは大きく手を加えるのが理想だと思っています。今後も伴走いただければ心強いです。
― 最後に、これから採用サイトを検討している経営者の方へメッセージをお願いします。
採用サイトは「形」ではなく「中身」が大事です。いかに会社の想いが伝わるかがすべて。その想いをどう表現するかがつなぐホームページの力だと思います。経営者の想い、会社の取り組みを正しく伝えられる採用サイトは、必ず未来の仲間との良いご縁につながるはずです。
※取材日時2025年9月
※ 文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです。