山形オートリサイクルセンター(コーポレートサイト)
https://www.yarc.jp/
庄内車買い取り.com
https://shonai-kaitori.com/
廃車買い取り及び中古パーツ販売の企業、山形オートリサイクルセンター 代表取締役 伊藤雄一郎氏に、ホームページのリニューアルをつなぐホームページ(運営:ハンズバリュー株式会社)島田に依頼した経緯と効果について詳しく聞きました。
山形オートリサイクルセンターは廃車の買い取りと中古パーツの販売を行う「クルマのリサイクル会社」です。
個人や企業から廃車を買い取り、そこからマフラーやエンジンなど「まだ使える部品」を抜き取って、全国の整備工場などに販売しています。一般人には「もう使えない車」「ゴミ」にしか見えない廃車も、山形オートリサイクルセンターにとっては、使える部品が満載の「宝の山」。
事故車や老朽車も、ここに売れば、最後まで無駄なく使いきってもらえます。廃車の仕入元は、山形を中心とする近県。中古パーツの売り先は全国各地の整備工場など。近年は、販売先を、ロシアやマレーシアにも拡張。次の新事業として、廃車の部品を集めて電気自動車を組み立てるという新しい試みにも挑戦中です。
従業員数は約25人。昭和30年創立から数えて3代目となる伊藤社長は45歳。趣味は18歳で始めて以来、27年間つづけている少林寺拳法です。
― 山形オートリサイクルセンターでは、つなぐホームページ(または島田)をどう活用していますか。
島田さんには、2005年以来、「ホームページの企画・制作・更新」、「集客施策の立案と実施」、「ネット系ノウハウの相談」という三つの仕事を依頼しています。
― 現在の導入効果はいかがですか。
ホームページからの、メールでの問い合わせが、大幅に増えました。2012年2月現在で、問い合わせ数は月間70件超、つまり「一営業日に3件」です。時には、トラックのエンジンのような大型部品がホームページ経由で売れます。
以前のホームページは、「紙の会社案内をWebに移し替えたような、『イメージ優先』のページ」であり、見た目はキレイだったのですが、問い合わせにはつながりませんでした。しかしリニューアル後の今は、「反応が取れるホームページ」に変わりました。
今まで使っていた「キレイなホームページ」にも不満があったわけではありません。当時(2002年頃)は、わたし自身、「キレイなホームページを作って、会社のイメージを良くしたい」と考えており、制作会社にも「キレイなホームページを作ってください」と注文したわけですから。
また、YahooやGoogleでの検索表示順位も、以前は「実質的に圏外」でしたが、現在は「主要キーワードでの一位表示」が実現しました。私は、島田さんが「やってみましょう」と提案してきたことは、とりあえず全部、実行してみることにしています。何事もやってみなければわからないし、仮に上手くいかなかったとしても、上手くいかないことが分かっただけでも収穫だと考えるからです。結果として、その方針で間違っていなかったなと改めて思います。
― 島田さんに質問です。山形オートリサイクルセンターのホームページは、どんな点に気をつけてリニューアルしたのですか。
キーワードを使って説明してみます。山形オートリサイクルセンターのホームページ(および集客全般)を改善するにあたり、次のことに気をつけました。
GoogleやYahooでは、「(彼らから見て)まともなホームページ」が上位表示されます。そして「文字の量」が多いホームページは、概して「まとも」と見なされやすいようです。 以前のホームページは、イメージ優先であり、画像が多く、文字は少なめでした。これはSEO対策(検索表示順位対策)を行う上では不利なことです。HPのリニューアルにあたっては、検索表示順位を上げるためにも、まず「文字量(=コンテンツ量)を増やすこと」を心がけました。
今回のホームページのリニューアルでは、「故障車」、「事故車」、「車検切れ車」、「部品取り車」などの「廃車買い取り業らしい言葉」、「一般人には意味不明だがプロが見ればすぐ分かる、業界用語」を多用しました。そうした用語を多く使えば、中古パーツの買い手である整備工場等から見て、「ここはプロ向きの会社だ」という好印象につながると考えたからです。
またSEO対策の点でも、専門用語の多用はプラスです。専門用語が多いページは、GoogleやYahooから「まともに仕事しているまともな会社のホームページ」と見なされ、検索表示順位が上がる傾向があるからです。
中古パーツが今すぐ必要!という見こみ客が入力する検索キーワードは、「中古パーツ」のような一般名詞ではなく、「アリスト ATX マフラー」のような、固有名詞です。こうした「今すぐ客の、固有名詞検索」に対応できれば、注文が容易に獲得できます。今回のホームページ(および社長ブログ)では、固有名詞を積極活用しました。
伊藤社長には「ブログを書いてください」と求めました。ブログはテキスト量が多いのでSEO対策上、有利だからです。少々、専門的な話になりますが、ブログという形式は、通常のホームページよりも、検索表示順位が上になりやすいという特徴があります。山形オートリサイクルセンターの場合、最新の部品入荷情報などを固有名詞を多用して書いていけば、さっきお話しした「今すぐ客のマニアック検索」にも対応でき、売上げの即増加が期待できます。
この期待は的中しました。社長がブログに部品入荷情報を書けば、その部品を求める問い合わせがすぐに入ります。時には、トラックのエンジンのような大型部品もブログで売れました。
中古パーツとは、「顧客が欲する部品がタイミング良くあれば、それだけでスルッと売れてしまう」というタイミング一発商材です。以前のイメージ優先のホームページでは、そのタイミングをキャッチすることができていませんでした。しかし、社長ブログにより、「今、部品ありま~す」ということが全国に情報発信可能になり、販売機会が増えました。
ホームページ内には、写真やイラストを豊富に盛り込んで、「とっつきやすい感じ」、「問い合わせがしやすい感じ」を出せるよう図りました。
※画像はトップページに掲載されているバナー。
会社のマスコット「ヤークン」をメインにしたデザインである。
他にも、ホームページにはイラストや写真を多用している。
私はネット集客だけが絶対だとは思っていません。極論するなら、問い合わせが来るなら、ホームページだろうがチンドン屋だろうが手段は何でも良いのです。この7年の間、伊藤社長と共に、ホームページやブログの他に、「キーワード広告」、「FAXダイレクトメール」、「地元タウン誌への折り込みチラシ」など様々な施策にトライしました。
それぞれの施策の成果ですが、まず「キーワード広告」は、「やってはみたけど、効果は少しはあったけど、でもブログの方が効率が良いですね」と改めて分かったので、とりあえずやめました。次に「FAXダイレクトメール」ですが、こちらは最初は成果が上がったものの、次第に反応が鈍くなったので、「一定の成果は上がった」と見なし、こちらもいったん休止しました。
最後の「地元タウン誌への折り込みチラシ」ですが、これは正直、失敗でした。「地元酒田での山形オートリサイクルセンターの知名度が上がれば、問い合わせももっと増えるかもしれない」と考えてチラシを入れてみたのですが、やっぱり目に見える問い合わせ増にはつながりませんでした。
この7年間は、試行錯誤の連続でした。伊藤社長のご理解の下、色々な施策にトライしては様子を見て、上手く行けば続け、上手く行かなければやめる、この繰り返しでした。その試行錯誤の中で、「社長ブログ」というヒット施策が見つかったのです。
私が試行錯誤できたのは伊藤社長の寛大な人柄のおかげです。もし伊藤社長が、私の提案に対し、「それ、本当に上手く行くの?」、「保証できる?」と突っ込んできたとしたら、私は次第に萎縮して提案を縮小していたことでしょう(率直に言いますと、お客に不審がられるぐらいなら、提案など最初からしない方が、私としても安全だからです)。しかし、伊藤社長は常に「とにかくやってみる」という姿勢の持ち主でした。 ちなみに私は、そういうお客さんに出会うと燃えてしまい、つい必要以上に働いてしまうのです。
― 再び、伊藤社長に質問です。つなぐホームページ(島田)にホームページのリニューアルを依頼した経緯を教えてください。
2005年頃に、山形県の中小企業振興団体が開催する、インターネット営業セミナーに出席したことをきっかけに、島田さんのことを知りました。二、三度、会話する中で、とても元気で積極的な人だと分かったので、ホームページのリニューアルを依頼することを決めました。
― 島田のこれまでの活動への評価をお聞かせ下さい。
島田さんは、私の課題を、自分の課題と同じに感じてくれる人です。おかげさまで山形オートリサイクルセンターの集客体制は大きく改善されました。
島田さんの良い点は、第一に「若いこと」です。若い人は、積極的ですし、ヘンなクセもないので、私としてはつきあいやすいです。第二に、「提案がたくさんあること」も素晴らしい。社長ブログは、正直、最初は面倒くさかったのですが、言われたとおりに実行して本当に良かったです。第三に「勉強熱心なこと」も素晴らしいと思います。東京のセミナーにも頻繁に参加し、新しい知識やノウハウを仕入れてきて、それを私に教えてくれます。頼もしい限りです。
― これからつなぐホームページ(島田)に仕事を依頼しようとする経営者に、「ある種の先輩ユーザー」としてのアドバイスなどあればお聞かせ下さい。
島田さんが動きやすいようにしてあげるのが、良いと思います。それが、結局、島田さんの良さが一番生きます。
― 今後の期待をお聞かせ下さい
島田さんのおかげで山形オートリサイクルセンターの集客は良好です。これからもどんどん新しい提案をしてください。期待しています!
※取材日時 2012年1月
※文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです。
当社の「つなぐホームページ」はZoomでの無料相談をさせて頂いております。
お客様のご要望に合わせて、最適なご提案をさせていただきますので、
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