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求人目的でホームページを制作
求人の成功事例

城北電気工事株式会社
代表取締役 伊藤 誠様

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求人目的で
ホームページを制作
求人の成功事例

城北電気工事株式会社
代表取締役 伊藤 誠様

「以前は、求人1人に対し応募者1人程度。
ホームページを立ち上げてからは、応募者が増えました。」

城北電気工事
https://johokudk.jp/

城北電気工事

山形市城西町に本社を構える城北電気工事。村山地区を中心に、地元の電気設備工事を請け負う地域に愛された会社です。
2015年6月に、新卒の高卒生求人に特化したホームページを立ち上げました。
求人に寄せたホームページづくりについて、社長の伊藤誠さんに伺いました。

城北電気工事様のご紹介

城北電気工事様のご紹介

― 城北電気工事とは、どのような会社なのでしょうか。
昭和36年設立の電気工事会社です。役員は2名、社員は男性12名、女性2名の総勢16名。主に、電柱への機器の取り付けなどの配電工事、建物内での電線・ケーブルの配線や配管といった内線工事、道路照明灯設置などの外線工事を行っています。

求人への応募者増えず、

社員離職も悩みの種

― つなぐホームページに、具体的にどういう依頼をされましたか。
新卒の高卒生求人に狙いを絞った当社のホームページづくりと、ホームページ用の社員や社内の写真撮影を依頼しました。

― なぜ、求人目的のホームページをつくることにしたのですか。
それまでホームページを持っていなかったのですが、求人への応募者が思うように増えず、応募者増に役立つかと、仕事内容や経営理念などを紹介したホームページをつくることに決めました。また、社員の離職も悩みの種だったので、ホームページを見て、納得して入社した人なら、やめないでいてくれるのではという期待もありました。

― ホームページ立ち上げ前の求人や離職の状況について、詳しくお聞かせください。
新卒の高卒生募集を、7年~8年ぐらい前から始めましたが、1人もしくは2人の求人に対し、応募者は1人、良くても2人。当初は、ハローワークに求人を申し込こむだけでしたが、3年前からは高校訪問も開始。でも、応募者は相変わらず1人か2人。

一方、入社5年~6年の社員の離職も頭の痛い問題でした。当社では、新入社員には、学費は会社持ちで、仕事のかたわら職業訓練校に通ってもらうなどして社員を育てています。給与などは、1年間で1人当たり数百万円、3年以上勤務を条件に退職金制度も用意しています。

5年~6年で退社されると、それまでにかけた時間や労力、人件費数千万円など、全てが無駄になってしまう。会社の士気も落ちるし、非常にイタいところでした。

― 目標とする採用者数は、どのくらいですか。
理想は、当社の理想の社員像に合った人を採用できること。採用枠は1人、マックスで2人なので、毎年、1人~2人の採用を考えています。

「家庭的な温かさ、

社員のいきいき感を

打ち出したい!」

「家庭的な温かさ、

社員のいきいき感を

打ち出したい!」

― ホームページで、特にアピールしたかったことなどを挙げてください。
前面に出したかったのは、会社の雰囲気。

実は、18歳になる息子に、もし、就活中に、気になる会社のホームページをチェックするとしたら、どこに一番注目するかと聞いてみたんです。答えは「(ホームページから伝わってくる会社の)雰囲気」でした。息子と年齢の近い高校生も、おそらく同じじゃないかと。彼らにとっては、給料やなんかも重要ですが、自分がなじめそうな職場の雰囲気かどうかが、最も大事なのかもしれません。

うちの会社は、創業以来家庭的な雰囲気を重視してきましたし、私は「社員がいきいき働ける経営」を掲げて、それぞれの社員の個性を大事にしてきました。そのため、社員は、仲良く、のびのびと働いています。これは我が社の強みの一つ。当社のホームページで、社内の温かい空気、社員がいきいき働いている感じを出せればと思いました。

それから、ホームページをつくったら、必ず定期的に更新しようと決めていました。ホームページがほとんど更新されていないと、信頼感に欠けますから。

― どういう条件で、ホームページ制作会社を選びましたか。
条件というか、知っている人にお願いしようと思っていました。

島田さん(つなぐホームページ代表)と私は「人を生かす経営」を理念とする「山形県中小企業家同友会」の仲間なんです。

何人かホームページ制作会社の知り合いはいましたが、その中で島田さんを選んだのは、志を同じくする人だから、当社の社員一人一人を大切にしたいという想いを理解し、社員のいきいき感が伝わるホームページをつくってくれるだろうと考えたためです。島田さんなら、面白いホームページをつくってくれそうな感じもありましたしね。

どうやって

会社の雰囲気を伝えるか

― つなぐホームページから、ホームページをつくるに当たり、どういったアドバイスがありましたか。
社内の雰囲気が伝わるホームページにしたいと相談したところ、プロのモデルではなく、うちの社員の写真を使うことや具体的にどんな写真を撮影するかを提案してくれました。確かに、モデルより、会社で実際に働いている人が登場したほうが、その人の表情や様子などから、どういう職場なのか、自然に感じ取れるものがある。

他にも、ホームページの左にバナーを貼ったり、ページの上下に電話番号を大きく載せたりすると、アクセスや問い合わせが増えるなど、細かくアドバイスしてもらいました。また、ホームページの文章作成は私が担当することにしたので、固い内容は「保護者・先生方」向けの読み物に集中させて、後は読みやすさを考えてまとめたほうがいいというアドバイスもありました。電気工事という仕事柄、ホームページの内容が固くなりがちですが、高校生は固いものは読みたがらないからでしょう。

ホームページ完成!

― 2015年6月、新卒の高卒生求人に特化したホームページが完成しました。できあがったホームページは、いかがでしたか。
ホームページを開くと、スッと出てくるスライドショーの1枚目がカッコイイ(笑)。真面目に思案している感じの私と社員のモノクロ写真に、「山形から支えられて50余年」というキャッチコピーが入っているんです。このコピーは、私が書いたもの。当社は、50年以上もの間、一貫してお客様、地域社会から選ばれる企業を目指してきました。その歴史の重みが伝えられればと思い、書きました。

つなぐホームページさんの方で、敢えて写真をモノクロにして使ったんだと思います。モノクロ写真の落ち着いた感じが、当社の安定感を強調してくれました。

※取材当時のコメントです。

ホームページのトップページ上部。
社員の写真を多用し、会社の雰囲気を伝えている

トップページのバナーに、それぞれのテーマに合った社員や役員の写真を貼ったのも良かった。「社内の雰囲気」のバナーには、社員が集まってくつろいでいる感じの写真、就活中の高校生に向けた「学生の方へ」には笑顔の先輩社員、高校生の親御さんや担任の先生を意識してまとめた「保護者・先生方へ」には採用責任者である私の真面目な顔写真。これだけ、当社で実際に働いている人たちが登場していると、文字通り”顔の見える会社”として、高校生はもちろん、ご両親や先生に、当社に対する安心感を与えられるのではないでしょうか。

スライドショーの主役も社員。次々変わる画像が職場の活気を感じさせる

― つなぐホームページからは、社員の写真を使って会社の雰囲気を打ち出すという提案があったとのことでした。この点はいかがですか。
打ち出せていると思います。トップページについていえば、今、挙げたバナーの写真の他に、スライドショーにも照れ笑い気味の社員と役員の集合写真や、一転して真剣な表情で内線工事を行う社員、高所作業車を使って作業中の社員の写真などを、つなぐホームページさんが使ってくれたため、当社の風土でもある社内の温かさや、真剣に働く社員のカッコ良さなんかが感じられます。

― 雰囲気を、もっともよく表しているページを挙げるとしたら、どこでしょう。
タイトル通り、当社の空気を伝える「社内の雰囲気」ページですね。ここは、写真をたくさん使い、写真でイメージをもてる構成にしました。

例えば、「社内の雰囲気」の中の「現場作業」のページでは、作業開始前のミーティングから、各種作業の様子、安全確認のための指差呼称、担当者との調整、休憩などを経て、作業終了にいたるまでの写真を掲載しています。写真で、具体的な仕事内容が分かる一方、作業中の社員の緊張感はあるものの、きりっと引き締まったいい表情、休憩中に一息ついている様子、作業終了後の満ち足りた笑顔なども見てとれます。

また、「社内会議」のページでは、会議中のまじめな表情の社員や、会議の合間の談笑中のショットなどを載せています。一連の写真から、社員がいきいき働いている感じや、家庭的な雰囲気がリアルに伝わってきます。現場作業中から社内まで社員の写真のほとんどは、島田さんに撮ってもらったものです。島田さんが、上手く社員をリラックスさせながら撮影してくれたので、これだけ自然な表情を撮れたのではないかと思います。

社内、工事現場で撮影したリアルな社員の姿を、ホームページで使用
家庭的な空気が感じられる「社内会議」ページ
ホームページに掲載している経営理念

求人の状況は、どう変わったか

― ホームページを立ち上げてからの求人の状況はいかがですか。
2015年の求人は、ホームページ立ち上げからあまり日が経っていなかったせいか、これまでと大きな違いは感じませんでした。

でも、2016年は違いました。新卒の高卒生募集を始めて以来、もっとも多くの応募者がありました。目標にしていた応募者数を超える高校生が会社訪問、その中から、2人を採用しました。

応募者増が、100%ホームページのおかげかどうかは分かりませんが、ほとんどの応募者が「ホームページを見ました」と言っていました。面接で、うちの経営理念について触れた高校生もいましたね。

「パソコンに強くなくても、

更新カンタン」

― 先に、ホームページは定期的に更新したいとのお話がありました。更新については、担当されている事務社員の佐藤綾さんに伺います。佐藤さん、更新の方はどうですか。
大体、月1回程度、ブログを更新しています。ブログの内容は、秋の芋煮合戦や年末のクリスマスのイルミネーション点灯など、当社の恒例行事が中心。私は特にパソコンに強いというわけではなく、事務仕事に必要な操作ができる程度ですが、更新作業はカンタンです。一番最初こそ、つなぐホームページさん提供のマニュアルに目を通しましたが、後は全く見ないで更新しています。

― ホームページの修正などで、つなぐホームページのサポートを受けたことはありますか。
はい。ブログの画像表示が上手くできなかった時は、電話でやり方を教えてもらって、自分で対応しました。私の手に余る、スライドショーの画像変更については、修正をお願いしました。必要な時はサポートを受けられるし、これまで、特に困ったことはないですね。

担当者様ご自身で更新されたブログ
城北電気工事様の会社案内動画

今後の採用計画

― さて、伊藤さん、今後の採用計画などお聞かせいただけますか。
来年も1人採用予定です。来年は、90秒ぐらいの当社を紹介した動画をホームページに埋め込みたいなと考えています。まず動画で城北電気工事に興味を持ってもらい、それからホームページに目を通してもらい、より深く当社を知ってもらう流れにしていきたいです。

採用目的の

ホームページについての

アドバイス

― 採用目的のホームページを考えている会社にアドバイスなどお願いします。
アドバイスというか、当社の経験を踏まえると、社内の雰囲気が伝わるホームページがいいのではと思います。うちの場合、雰囲気を打ち出すのに社員の写真を使って良かったです。

つなぐホームページへの

メッセージ

― 最後に、つなぐホームページへのメッセージもお願いします。
この度はお世話になりました。私は自分の業界のことしかわからないから、別の業界のホームページで参考になることなど教えて欲しいです。また、いろいろ提案してください。

※取材日時 2016年12月
※文中に記載されている数値など情報は、いずれも取材時点のものです。