こんにちは！つなぐホームページのwebデザイナー神原キサコです。
「企業理念が伝わる」ホームページを制作をしています。
神原キサコの制作カフェでは、ホームページの活用方法の具体的な方法や成功事例を紹介しています。
たくさんの方に読んでいただけるよう、分かりやすい表現を心がけています。
ぜひコーヒー片手にリラックスして読んでみて下さいね！
いつもつなぐホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
つなぐホームページのWEBデザイナー、神原キサコです。
さて、お客様から頂くご相談の中で、特に多いのが「人材が採用できないが、もっと困るのが早期離職」というお悩みです。
本日はその解決策として、採用・求人目的のホームページの効果的な作り方をお話しします。
「人が定着しない…」板金工場経営者の嘆きとは？採用のミスマッチが生む、負のスパイラル
「せっかく採用しても、すぐに辞めちゃうんだよなぁ…。新卒も、中途も、なかなか定着してくれないんだ…。」先日、自動車の修理・板金塗装を専門とする、ある板金工場の社長様から、深刻な悩みを打ち明けられました。「もう、誰でもいいから入ってくれ！というのが、正直なところだよ。」
人材紹介会社経由で中途採用を行っても、結果は同じ。「とにかく、人手不足が深刻で…。誰でもいいから雇いたいし、なんなら事務の社員を、配置転換して工場で働かせたいくらいだよ…。」 社長様の言葉からは、現場の逼迫した状況が、痛いほど伝わってきました。もちろん、それを実行しているわけではなく、そのぐらい人手不足だということです。
しかし、「誰でもいい」という姿勢こそが、実は、早期離職の原因になっているのかもしれません。「社長、どのような人材を採用したいのですか？」と尋ねると、「若くて、元気があれば、誰でもいいんだ。仕事は入ってから教えるから。」という答えが返ってきました。
社長の言葉からは、現場の逼迫した状況が、痛いほど伝わってきました。しかし、同時に私は、「誰でもいい」という採用方針が、実は、早期離職の根本原因なのではないか、と感じました。
「社長、お気持ちは痛いほど分かります。しかし、だからといって、『誰でもいい』という姿勢では、結果的に、採用と教育にかかったコストが無駄になり、現場の負担も増えてしまいます。 それに、社長、御社は、どのような会社でありたいのですか？ そして、従業員の皆さんには、どのような仕事のやりがいを提供したいですか？ さらに言えば、この会社の未来は、どこに向かっているのですか？」
私の問いかけに、社長はハッとした表情を浮かべ、深く考え込むように、呟きました。「…確かに、これまで、そういう視点は欠けていたかもしれないな。目先の人手不足を解消することばかりに、気を取られていたよ。しかし、会社の未来を考えたら、『誰でもいい』ではなく、会社の理念に共感してくれる、優秀な人材を採用することが、何よりも重要 だな。」
「その通りです！」私は、社長の気づきに、深く共感しました。「では、具体的に、どうすれば良いのか。今日は、その方法を一緒に考えていきましょう。」
「誰でもいい」採用から、「理念共感型」採用へ！会社の未来を創る、優秀な人材を獲得するために🥰
多くの企業が、新入社員の早期退職に頭を悩ませています。これは、会社の将来を左右する、非常に深刻な問題です。そして、この問題を解決する鍵は、「求人採用のホームページ作り」 にあると、私は考えています。
一般的に、中小企業が採用ホームページを作る場合、「就職説明会への参加を促す（母集団形成）」ことを目的としがちです。そうなると、優秀な学生を集めようと、つい、実態以上に良く見せようと、”ちょっと盛った”立派な企業ホームページを作ろうとしてしまいます。
しかし、「ただ学生を集めればいい」という、短絡的な考え方は、入社後のミスマッチを生み、早期離職の原因となります。 もしかしたら、御社の理念に共感し、長く活躍してくれる、優秀な人材がいたかもしれないのに…。 その機会損失は、計り知れません。
会社の「理念」と「ビジョン」を明確に伝えることが、共感で繋がる、採用活動の第一歩
私がお勧めしたいのは、会社の「理念」と「ビジョン」を明確に伝える採用ホームページ です。御社が大切にしている価値観、目指す未来像を、学生、そして求職者に、真っ直ぐにアピールするのです。そうすることで、御社の理念やビジョンに心から共感し、その実現に向けて共に頑張りたい！ と思う、優秀な人材を引き付けることができるはずです。
確かに、「待遇」や「給与」といった、分かりやすい条件を全面に打ち出す採用戦略と比べれば、応募者数は少なくなるかもしれません。しかし、それは、「御社でなければならない理由」 を持った、「御社で長く活躍してくれる可能性の高い人材」 に出会うための、必要なステップなのです。
会社の「理念」を、全てのタッチポイントで発信する採用成功への4ステップ
「まず、社長の想いを、深く掘り下げていく ことから始めましょう。」私は、ホワイトボードに、大きく「理念」と書き込み、社長に問いかけました。「御社の創業ストーリー、大切にしている価値観、将来のビジョンなど、社長の『想い』を、全て聞かせてください。」
社長は、少し照れくさそうにしながらも、熱心に語り始めました。「実は、この会社は、父から受け継いだ会社なんだ…。最初は、ただ目の前の仕事をこなすのに必死だったけど、今は、この会社を、地域で一番信頼される板金工場にしたい と思っている。そして、従業員には、技術を磨き、誇りを持って働いてもらいたい…。」
「素晴らしいですね！それこそが、御社の『理念』です！」私は、社長の言葉を、一つ一つ丁寧にメモに書き留めていきました。「次に、社長だけでなく、経営幹部の方々にも参加していただき、社長の想いを共有し、会社の現状や課題、将来像などを議論しましょう。 さらに、社員の皆さんにも、アンケートを実施して、会社の魅力や改善点、将来への希望などを、率直に語ってもらいましょう。 これで、会社全体の想いを一つにすることができます。」
社長は、私の提案に、大きく頷きました。「なるほど、まずは、会社の『軸』となる『理念』を、明確な言葉で表現する ことが重要なんですね。」
「その通りです！そして、その『理念』に基づき、『求める人物像』 を具体的に定義します。さらに、ホームページや求人広告、会社案内パンフレットなどで一貫して発信します。例えば、採用ホームページのトップページには、御社の『理念』を、力強いメッセージと、それを体現するような社員の働く姿、工場の様子などのビジュアルで表現しましょう。社長メッセージの動画を掲載するのも効果的です。文章だけでは伝わりにくい『熱意』や『人柄』を、動画でダイレクトに伝えることで、学生の共感を促します。」
「動画ですか！それは、効果がありそうですね。」社長は、興味深そうな表情を浮かべました。
「ええ、さらにプロジェクトメンバーとして参加した社員へのインタビュー記事を、採用ホームページ、会社案内、採用パンフレットに掲載しましょう。『自社を選んだ理由』『仕事のやりがい』『職場の雰囲気』『今後の目標』などを語ってもらうことで、会社のリアルな姿を伝え、入社後のイメージを具体化させます。 また、社内アンケートの結果を、『数字で見る〇〇社』というコンテンツとして採用ホームページに掲載します。『社員の平均年齢』『男女比』『有給休暇取得率』『資格保有者数』などのデータを、インフォグラフィックを用いて分かりやすく表現することで、会社の『働きやすさ』や『成長できる環境』をアピール できます。」
「それは面白い！会社のことを、数字で見せるというのは、今まで考えたことがなかったな。」社長は、新たな発見に、目を輝かせました。
「さらに、その人物像が、具体的な仕事内容とどのように繋がるのかを、分かりやすく説明することで、学生が自分の将来像をイメージしやすいようにすることができます。例えば、『協調性があり、チームで仕事を進めることが好きな方』という人物像であれば、『当社の現場監督は、多くの協力会社と連携しながら、一つのプロジェクトを成功に導く仕事です。あなたの協調性が、現場を円滑に運営するために不可欠です。』といった形で、具体的な仕事内容と紐づけて説明します。 そして、採用コンセプトに基づいて、採用ホームページ、会社案内、採用パンフレットをデザイン面でも統一しましょう。例えば、『地域密着』と『社員の成長』をコンセプトとするならば、地域社会との繋がりを感じさせる写真や、社員が活き活きと働く写真などを多く使用し、温かみのある、親しみやすいデザインで統一します。 また、コーポレートカラーを効果的に使用することで、企業としてのアイデンティティを視覚的に訴求しましょう」と、私はページの見本となる採用ホームページの事例をお見せしました。
「具体的にイメージできてきました。デザインまで統一するのですね。他にはどのような取り組みが重要でしょうか？」
「就職説明会や、工場見学 でも、『理念』をしっかりと伝えていきましょう。これらの場は、学生や求職者と直接コミュニケーションを取ることができる、貴重な機会です。」私は、さらに具体的な方法を提案しました。「例えば、就職説明会では、会社の『理念』『ビジョン』『事業内容』『求める人物像』などを、社長の言葉で、情熱的に語りましょう。 そして、質疑応答の時間を十分に設け、参加者からの質問には、丁寧に、誠実に答えることが重要です。 特に、『理念』や『ビジョン』に関する質問には、社長自身が答えることで、より強いメッセージを伝えることができます。また、若手社員との交流会を設けることで、参加者は、会社の雰囲気を肌で感じることができます。」
「工場見学も、重要なアピールポイントですね。」社長は、大きく頷きました。
「はい。工場の『強み』や『特徴』が伝わるような見学ルートを設定しましょう。 例えば、最新鋭の設備や、熟練の職人技などを、間近で見学できるようにします。そして、現場の社員が、自身の仕事内容や、やりがいなどを説明することで、参加者は、働くイメージを具体的に持つことができます。 さらに、簡単な板金加工を体験できるようなコンテンツ を用意するのも効果的です。実際に手を動かすことで、仕事の面白さや、難しさを実感してもらうことができます。」
「なるほど…！見学ルートから、説明担当者、体験コンテンツまで、全てが『理念』を伝えるための、ストーリーになるわけですね。」社長は、深く納得された様子でした。
「そして最後に、これらの採用活動の効果を測定し、継続的に改善していく ことが重要です。」私は、採用活動のPDCAサイクルについて説明しました。「例えば、採用ホームページであれば、アクセス解析ツールを用いて、『どのページがよく見られているのか』『どのページから応募に繋がっているのか』などを分析します。求人広告であれば、『どの媒体からの応募が多いのか』『どのようなキャッチコピーが効果的だったのか』などを検証します。これらの分析結果を基に、メッセージやデザインを改善したり、新たなコンテンツを追加したりすることで、より効果的な採用活動を実現できます。」
「分かりました。まずは、社長である私自身の想いを、しっかりと見つめ直すことから始めます。そして、社員全員を巻き込んで、『私たちの会社が、何のために存在し、どこに向かっているのか』 を、徹底的に議論します。そこから、私たちの想いに共感してくれる、未来の仲間 に出会えると信じています。」
社長の力強い言葉に、私も、今後のサポートへの決意を新たにしました。
このように、採用活動における全てのタッチポイントで、一貫して「理念」と「ビジョン」を発信し続けることが、優秀な人材を獲得し、企業の持続的な成長を実現するための、最も重要な戦略なのです。 そして、その「理念」を体現した採用ホームページは、会社の未来を創る、強力な武器 となるはずです。
まとめ：理念・ビジョン採用で、会社の未来を創造する
私たちは、御社の持続的な発展に繋がる採用を実現するために、「理念」と「ビジョン」を軸とした採用ホームページ作り を、全力でサポートします。目先の人手不足解消のための、安易な採用活動は、もう終わりにしましょう。
志を同じくする、未来の仲間を集められる。
そんな採用ホームページを、一緒に作っていきませんか？
新入社員の早期退職防止は、会社の未来を左右する一大事です。ぜひ、「理念」と「ビジョン」を軸とした採用ホームページ作り にチャレンジし、貴社の明るい未来を、一緒に切り拓いていきましょう！
ご参考になれば幸いです。(^_^)
当メールマガジンでは、今後もホームページ活用方法について、具体的な打ち手や成功事例、そして今回のような採用戦略に関する情報などを提供して参ります。
あなたのホームページのアクセス数や問い合わせ数を増やすための参考にしてくださいね。
それでは、今週も一緒に頑張りましょう！ 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
