こんにちは!つなぐホームページのwebデザイナー神原キサコです。
「企業理念が伝わる」ホームページを制作をしています。
神原キサコの制作カフェでは、ホームページの活用方法の具体的な方法や成功事例を紹介しています。
たくさんの方に読んでいただけるよう、分かりやすい表現を心がけています。
ぜひコーヒー片手にリラックスして読んでみて下さいね!
いつもつなぐホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
Webデザイナー神原キサコです。
今週もよろしくお願いします。
本当に「良いデザイン」とは? 〜目的・目標から考えるホームページ制作〜
ホームページを作成するときに、どのような雰囲気にすればいいか悩みませんか?
競合他社様のページを見ていると、「あ、カッコいい!」「これオシャレ!」素敵なデザインのページがたくさんあって、目移りしちゃいますよね。
でも、何のためにホームページを作るんでしたっけ?みなさん忘れていませんね?
そうです!見た目がステキ!の前に「問い合わせが増える」や「注文が増える」ことが、良いデザインだと私たちは考えています。
今日はそのポイントについてお話します。
ある製造業の会社での出来事
「久々に大きいな、この製造業の会社様は…」
後輩の経営コンサルタントのハナコと一緒に、新規ホームページのご提案で千葉県にある有名な製造業の事業者様を訪問させていただきました。
応接室に通されて、私たちは少し緊張しながら、社長様、後継経営者様の登場をまっていました。
ガチャッ
朗らかで優しい笑顔で、社長様が登場してくださいました。小柄な社長様で、品の良いスーツを着ていてとてもスマートです。
「今日は山形から出張いただきまして、ありがとうございました。ズーム(テレビ会議システム)で面談しても良かったんですけれども、無理を言って、悪かったですね」と社長。
「いえいえ、とんでもございません!私たちも、社長様から『直接お会いしたい』と言っていただけて、感謝しています。対面でお話できると、より多くの情報を提供できると思っています」
名刺交換を済ませ社長様と後継経営者様、それと私とコンサルタントの後輩ハナコと一緒に面談をしました。
「社長様、今回はホームページの制作を考えていらっしゃるということなんですけれども、お悩みや目的、課題があって、それを解決するためにホームページが必要なのでしょうか?」
「では、私からお話ししましょう」と社長様。「当社は、特定の分野において日本の市場シェアの80%を持っている、中小企業です。特殊な技術があるので、ありがたいことにお客様を選べるような状態です。法人営業が中心で、かつ、お客様からご要望いただいて生産し納品するという形式だったため、ホームページでの情報発信はあまり注力しておりませんでした。今回作るホームページも営業面でのサポートというよりも、地域の方々や就職希望者に対して、自社の取り組みをしっかりこう伝えていきたい、というのが今回の趣旨です」
「なるほど、社長様、承りました。当社は目的にかなうようなホームページをご提供させていただくことを我々は信条としております。今回、御社で考えれば就職希望者数の増加や価値観のわかる学生さんとの出会い。また、地域社会の方々に御社の取り組みを理解していただき、より『地域と共に歩む中小企業』としての認識を高めていただくことが目的になろうかと思います。これで間違いないでしょうか?」
「話が速くて、素晴らしいですね!もちろん、その通りです」社長は嬉しそうにうなずいた。
「それはもちろん、社長様と一緒に、中小企業家同友会で勉強させて頂いているからです。私たちは、山形と福島の中小企業家同友会に入会していて、社長様の会社は、千葉県の中小企業家同友会に入会されていらっしゃるんですよね。」とハナコ。
「そうです、よく知られていますね!」社長様も嬉しそうです。
「価値観の共有できるお客様であることは問い合わせの時から確認しており、本日そういう話題ができることも嬉しく思っております。」と私。
後継経営者様から「御社でホームページを作った時には、どんなデザインになるんですか?」とご質問いただきました。
「はい、デザインについては、お客様のご要望や『どうありたいのか?』その姿を聞いて『ありたい姿』と『どこに到達したいのか』を聞いてから、デザインを作っていきます。デザインで選ばれる会社ではないので、見積もりの段階ではデザインを提供することはいたしておりません。」と申し訳なさそうに私はお伝えしました。
「なるほど。他のホームページ屋さんにはお願いすると、見積もりの段階から複数案デザインを作ってくれたんだけれども、つなぐホームページさんではデザイン案は出せないんですね?」と念を押す後継経営者。
「はい、そうなんです。本当はデザイン案を出して、イメージを持っていただきたいと思うんですけれども、重要なのはホームページの『目的』と『目標』だと思います。それが分からないままデザインを作ることは御社にとって失礼にあたると私たちは考えています。御社のありたい姿を、しっかりと我々も理解しそして目標を共有できて初めてデザインは作れると認識しています。」と私たちの信念を社長と後継経営者に力強く伝えた。
お客様の「目的」を理解することこそがデザインの方向性を決める
「一つ補足をさせていただいてもよろしいでしょうか」と私は話を切り出しました。「デザインの方向性を決める上で、最も重要なのはお客様のことを深く理解することだと考えています」
「具体的にはどういうことでしょうか?」と後継経営者様が身を乗り出すように尋ねました。
「例えば、今お伺いした情報からでも、御社には地域との強いつながりを大切にされていることが伝わってきます」と私は説明を始めました。「そうなると、地域の方々への定期的な情報発信が重要になってきます。これにはブログ機能が必須でしょう。また、御社の企業活動や地域貢献について、どのような想いで取り組まれているのかを伝える専用のページも必要になってくると考えられます」私は続けて「ただ、御社のことがわからないのでこれ以上は伝えられません。」と正直に伝えました。
「なるほど」と社長は深く頷きながら「確かに私たちは、デザインだけで選ぼうとしていました。少し反省が必要かもしれません」と静かに語りました
「では、つなぐホームページの皆さんに、もう少し当社のことを知っていただいてから、提案をいただきたいと思います。工場見学と合わせて、お時間をいただけますか?」
「ぜひお願いします!」私とハナコは思わず声を揃えて答えました。
ホームページは、目的達成のための「ツール」〜デザインは手段、目的は別にある〜
今回は、経営コンサルタントのハナコと一緒に、千葉県まで出張してまいりました。
お会いした社長様と後継経営者様は、どちらも素晴らしい人間性をお持ちの方で、穏やかな雰囲気の中、しっかりと議論を尽くすことができました。
初めてのホームページ制作ということで、最初は分からないことばかりだったようです。社長様も後継経営者様も、「まずはデザインで選べばいいかな」という感覚でいらっしゃったようです。しかし、お打ち合わせを通して、「デザインは手段であって目的ではない」という、最も重要なポイントをご理解いただけたと思います。
ホームページの目的と目標をしっかりと定め、その目標と目的にかなう方法を考えていき、その結果がデザインとして反映されるべきもの。
私たち、つなぐホームページは、そう考えています。
打ち合わせを通して、改めてホームページは、目的達成のための「ツール」であると実感しました。
見た目がカッコイイ、オシャレなデザインも、もちろん大切です。しかし、それ以上に、誰に、何を伝え、どんな行動を起こしてほしいのか? この目的・目標を明確にすることが、何よりも重要なのです。
つなぐホームページは、これからも、お客様の目的・目標達成のために、最適なホームページ制作を、全力でサポートしてまいります。
あなたのホームページの「目的」と「目標」は、明確ですか?
一緒に、成果の出るホームページを、作っていきましょう!
当メールマガジンでは、今後もホームページ活用方法について、具体的な打ち手や成功事例を提供します。
あなたのホームページのアクセス数、問い合わせ数を増やすための参考にしてくださいね。
それでは、今週も一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。