チラシの色使いで顧客の心を掴め!漢方薬局の事例から学ぶ集客に繋がるカラースキーム戦略

神原キサコの制作カフェ

こんにちは!つなぐホームページのwebデザイナー神原キサコです。
「企業理念が伝わる」ホームページを制作をしています。

神原キサコの制作カフェでは、ホームページの活用方法の具体的な方法や成功事例を紹介しています。
たくさんの方に読んでいただけるよう、分かりやすい表現を心がけています。
ぜひコーヒー片手にリラックスして読んでみて下さいね!

いつもつなぐホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
つなぐホームページのWEBデザイナー、神原キサコです。

「全国からお問い合わせは増えているのに、地元のお客様が少ない…」──福島市内で漢方薬局を営む社長様も、まさにこのジレンマに直面されていました。ホームページで専門性を発信し“遠方のファン”を獲得する一方、地域集客におけるチラシ活用やデザイン面で課題が浮上。
実は、チラシとホームページでは“目的”も“ターゲット”も全く異なること、ご存じでしょうか? 今回は、カラースキーム(色使い)を軸にしたチラシ戦略やホームページとの役割分担について、そのポイントをお伝えします。


この記事を読むと得られるメリット
  1. チラシとホームページの役割分担で、ターゲットを明確にし、効果を最大化する方法が分かる
  2. カラースキーム(色の組み合わせ)を意識したチラシデザインの基本が学べる
  3. 「信頼感」や「安心感」を与える色選びの具体例がイメージできる
  4. ビジュアル(写真・イラスト)を使って、企業の「ストーリー」を伝えるコツが分かる
  5. 地域密着型ビジネスが“地域一番店”へ成長するための、ブランドイメージ統一のヒントを得られる

全国から寄せられる信頼、しかし…漢方薬局が抱えていた、地域集客の課題

「神原さん、お久しぶりです。どうぞよろしくお願いいたします。」先日、福島市内で漢方薬局を創業されたお客様のもとへ、ホームページの集客状況報告と、改善提案のために出張してきました。「こちらこそ、よろしくお願いします。」と私。

「社長様、ホームページ、順調ですね!全国から、たくさんのお問い合わせをいただいているようで、何よりです。」私が、ホームページのアクセス解析の結果をお見せしながら話しかけると…。

「ええ、おかげさまで。ホームページのブログを活用して、様々な症状の改善事例や漢方、東洋医学の知識を発信してきた甲斐がありました。 最近は、ZoomやiPhoneのFaceTimeを使って、遠方のお客様とも繋がれるようになり『この症状に効く漢方はありますか?』『こんな悩みがあるのですが…』 といったご相談も増えてきています。直接お悩みを伺いそれに適した漢方を提供できるので、お客様にも大変喜ばれています。 ホームページを活用できているので本当に助かっています。ありがとうございます!」社長は、満面の笑みで、現状を報告してくださいました。

「ただ…」社長は、少し困ったような表情を浮かべました。「実は、地元のお客様からの来店が、まだ少なくて…。もう少し、地元での認知度を高めたいと思っているんです。」

「ホームページは、当初の設計通り『優れた技術を持つ漢方薬局』 として、全国のお客様から信頼を獲得できるよう構築しました。社長様の専門性の高い情報発信 が功を奏し『この症状で悩んでいる』『この悩みを解決したい』 といった、明確な目的意識を持ったお客様 からの問い合わせに繋がっていますね。」私は、これまでのホームページ運用を、社長と振り返りました。Google検索で自分の体の悩みや症状を検索し、その悩みや検索に対して御社のホームページを的確に露出させることで『信頼構築』そして『問い合わせ』へと繋げる。 『無料相談』 をフックに活用する戦略がうまく機能しています。」

「しかし…」私は、言葉を続けました。「『地元のお客様』 という視点はこれまでのマーケティング戦略では、少し弱かったかもしれません。全国のお客様に対応する中で、見落としていた、重要な視点です。

「ええ、おっしゃる通りです…。」社長は、反省を込めて頷きました。「全国からお問い合わせをいただけるのは、本当にありがたいことです。やはり、地元のお客様に愛され、信頼される漢方薬局になりたい。 地元のお客様から『顔の見える』関係性を築き『口コミ』で広がっていく…。 それが、経営をより盤石にする ためには、不可欠だと思うのです。」

地元集客の切り札「チラシ」に求められる役割とは?

「では、地元のお客様を増やすために、今、どのような打ち手を、お考えですか?」私は、社長に、具体的な施策について尋ねました。

『チラシ』 を配布しようかと考えています。」社長は、少し自信なさげに答えました。「ポスティングや新聞折込 で、身体の不調をお持ちのお客様に直接呼びかけれる のではないかと…。ただ、どういうチラシを作ればいいのか、正直よく分からなくて…。 デザイナーさんの視点から何かアドバイスをいただけませんか?」

「かしこまりました。」私は、社長が作成された、チラシの原案を拝見しました。「ホームページを元に作成されたんですね。お客様の悩みに寄り添うような構成 になっていて、とても良いと思います。ただ社長様の力強い筆文字 ですと『漢方薬局』というよりは『居酒屋』や『和食店』のような印象 を受けてしまいますね。また白黒コピー ですと、どうしても、『信頼性』に欠けてしまう かもしれません…。」

「確かに…。長年、漢方の世界に身を置いてきたので、マーケティングや、セールスについては、全くの素人でして…。 神原さんから、客観的な意見をいただけると、本当にありがたいです。」社長は、率直な感想を、素直に受け止めてくださいました。

チラシデザインの「大原則」顧客の心を動かす「カラースキーム」の力

「チラシで大切なことは、まず、『色使い』です。」私は、社長に、チラシデザインのポイントを説明しました。「色は、人の感情や行動に、大きな影響を与えます。 チラシ作成においては、デザインの基本である『カラースキーム』 を理解することが、非常に重要です。」

「カラースキーム…ですか?」

「はい。カラースキームとは、『配色』、つまり、デザインに使用する『色の組み合わせ』のことです。 例えば…」私は、サンプルとして、暖色系 でまとめたチラシと、寒色系 でまとめたチラシを、社長にお見せしました。

架空のチラシです

架空のチラシです

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暖色系のチラシ
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寒色系のチラシ

暖色系のオレンジや黄色 は、『活動的』『元気』 といったイメージを与え、寒色系の青や緑 は、『信頼感』『落ち着き』 といったイメージを与えます。伝えたいメッセージや、ターゲットとするお客様が好む色 を意識して、色を選ぶことが大切です。」

「なるほど…。確かに、色によって、受ける印象が、全く違いますね…。」社長は、サンプルを興味深く見つめながら、感心したように呟きました。

「そして、『色の数』 ですが、これは、多すぎず、少なすぎず に抑えることが重要です。基本的には、3〜4色程度 に限定すると、デザインが整理され、メッセージが明確に伝わります。」

色が多すぎると、混乱を招き、デザインの魅力が損なわれる恐れがあります。 カラースキームを見直す際は、『伝えたいメッセージに合った色を選ぶこと』、そして『色の数を適切に制限すること』。この2つが、重要な鍵となります。」

「色選びは、デザインにおいて、非常に重要な要素です。ぜひ、参考にしてみてくださいね!」私は、社長に、カラースキームの重要性を、改めて強調しました。

地域密着型ビジネスにおけるホームページとチラシの役割分担、そして五感に訴える「色」選び

「御社のチラシを拝見し、現状の課題を伺い、ホームページとチラシそれぞれの役割を明確に分ける必要がある と感じました。」
私は、社長に具体的な提案をしました。「まず、ホームページは『全国のお客様』をターゲット に『優れた技術を持つ漢方薬局』として専門性の高い情報 を発信していく。一方、チラシは『地元のお客様』をターゲット『親しみやすさ』や『安心感』 を前面に打ち出す。このようにターゲットと役割を明確にすることで、より効果的な情報発信が可能となります。

「なるほど…。確かに、ホームページとチラシでは、『見ている人』も『目的』も、異なります よね。」社長は、私の提案に納得された様子でした。

「はい。そして、チラシで特に重要なのは『ビジュアル』 です。単に情報を伝えるだけでなく、御社独自の『雰囲気』や『特徴』を表現する ことが重要です。例えば使用している生薬の写真 は、ただ美しいだけでなくその品質へのこだわりや効能 を伝える必要があります。」

『地元産の生薬』 を使用していることをアピールしたい場合は、その生薬が育つ『畑』や『生産者』の写真 を掲載するのも良いでしょう。そしてイラストやアイコン を使用する際も、お店の独自性を表現できるよう工夫しましょう。例えば、漢方薬を調合する様子を描いたイラスト や、生薬をモチーフにしたアイコン などが、御社の専門性や、信頼感を伝えるのに効果的です。」

ビジュアルを選ぶ際はただ目を引くだけではなく、そのお店の『ストーリー』を伝えられるものを選ぶこと! より多くの人に、お店の魅力を理解してもらい、実際に来店してもらうために重要なのです。」

「なるほど…。『ストーリー』 ですか…。」社長は、私の言葉を噛みしめるように繰り返しました。「確かに『写真』や『イラスト』には、言葉以上の大きな力がありますね。

「はい!ぜひ『ビジュアル』の力 を最大限に活用して地元のお客様との新たな繋がり を築いていきましょう!」

「分かりました。では、具体的に、どのような『色』 を使えば良いのでしょうか?『カラースキーム』 が重要だと、おっしゃっていましたが…。」社長は、さらに踏み込んだ質問を私に投げかけました。

「そうですね、例えば…」私は、社長と一緒にチラシの「カラースキーム」 を検討していくことにしました。

つなぐホームページと漢方薬局が導き出す最適な「カラースキーム」とは?
対話で探る戦略的「色」選び

 「改めて確認させていただきます。福島市内を競争市場と考えた場合の御社の『強み』 は何でしょうか?」私は、社長に改めて、問いかけました。

「そうですね…。やはり『長年の経験に基づく確かな知識と技術』、そして『お客様一人ひとりに合わせた丁寧なカウンセリング』 でしょうか。」社長は、少し考え込みながら、答えました。

「なるほど。では、その『強み』を『色』で表現 するとしたら、どのような色が思い浮かびますか?」

「うーん…。『信頼感』 を与えるような『落ち着いた色』 が良いかもしれませんね。例えば、『深緑』 とか…。」

「確かに、『深緑』は『信頼感』『安心感』『伝統』 といったイメージを与えますね。漢方薬局のイメージにもぴったり です。」私は、社長の意見に共感しました。「ただ、『深緑』一色だけだと、少し重たい印象 になってしまうかもしれません。そこで、『ベージュ』や『薄い黄色』 など、温かみのある色 を組み合わせてみてはいかがでしょうか?」

「なるほど『ベージュ』 ですか…。確かに優しい雰囲気 になりますね。」社長は、私の提案に興味を示されました。

「その通りです!生薬の写真 を掲載するなら、『オレンジ』や『赤』 などの『生命力』を感じさせる色 をアクセントカラーとして使うのも効果的です。」私は色の組み合わせを社長に提案しました。「『自然治癒力』『健康』『活力』 といったイメージを見る人に与えます。」

「なるほど…。『色』には、そんなに深い意味があるんですね…。」社長は感心した様子で、私の話に聞き入っていました。「では『文字の色』 は、どうすれば良いでしょうか?」

「そうですね…例えば『見出し』には『深緑』 を使い、『本文』には『濃い茶色』 を使うのはいかがでしょうか?『深緑』で、視覚的にインパクトを与えつつ『濃い茶色』で可読性を高める。 これで『信頼感』と『読みやすさ』を両立できます。」

「分かりました。では、早速、そのカラースキームでチラシのデザインを考えてみます!」社長は、新しいアイデアに目を輝かせました。
『色』の力 を、最大限に活かして、地元のお客様に、もっともっと愛される、漢方薬局を目指します!

「はい、ぜひ一緒に頑張りましょう!」私も、社長の熱意に心を動かされました。

このように「つなぐホームページ」では、単なるホームページ制作や、チラシ制作にとどまらず、お客様のビジネス全体を視野に入れ最適なソリューション を提供しています。そして、「色」一つとっても、そこには、顧客の心理に訴えかける、戦略があるのです。

戦略的な「色」使いで、顧客の心を掴み地域一番店へ

今回の漢方薬局様の事例のように「色」の持つ力 を理解し、戦略的に活用することでチラシの効果 は大きく変わります。

「信頼感」と「親しみやすさ」を兼ね備えた「深緑」と「ベージュ」の組み合わせ。 そして「生命力」を感じさせる「オレンジ」や「赤」をアクセントカラー として効果的に使用する。

「見出し」と「本文」で異なる「茶色」を使い分け可読性を高める。

この工夫により「確かな知識と技術」そして 「お客様一人ひとりに寄り添う、丁寧なカウンセリング」 という漢方薬局様の「強み」を視覚的にそして直感的に、お客様に伝えることができるのです。

この「カラースキーム」はチラシだけでなく、ホームページや、店舗の内装など、あらゆる顧客接点 で活用することで一貫したブランドイメージ を構築し「地域で一番信頼される漢方薬局」 へと成長していくための強力な武器となるでしょう。

「つなぐホームページ」は、「色」の持つ力 を最大限に活用し、お客様のビジネスの成功を全力でサポートしてまいります。

ご参考になれば幸いです。(^_^)

当メールマガジンでは、今後もホームページ活用方法について、具体的な打ち手について情報発信しています。

あなたのホームページのアクセス数や問い合わせ数を増やすための参考にしてくださいね。

それでは、今週も一緒に頑張りましょう! 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ライター紹介
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神原キサコ

ハンズバリュー株式会社のメインデザイナーです。ホームページデザイン業務を中心に活動しています。
新しい情報を調べて皆さんにたくさんお伝えできればと思っています。

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