こんにちは!つなぐホームページのwebデザイナー神原キサコです。
「企業理念が伝わる」ホームページを制作をしています。
神原キサコの制作カフェでは、ホームページの活用方法の具体的な方法や成功事例を紹介しています。
たくさんの方に読んでいただけるよう、分かりやすい表現を心がけています。
ぜひコーヒー片手にリラックスして読んでみて下さいね!
【2023/08/12 画像の最適化などを追記】
【2023/07/29 具体的なSEO対策の全体像を更新、初心者の方へ、SEO対策の優先順位をつけましょう!を追記】
【2023/07/11 具体的なSEO対策の全体像を執筆】
【2023/07/10 事例追加】
【2023/07/09 記事執筆】
こんにちは、ハンズバリュー株式会社のWebデザイナー神原キサコです。
今日は、特に中小企業のホームページを運営している方に向けて、検索順位を改善する具体的な実践方法をご紹介します。
私たちが自社のホームページやお客様のホームページで実際に試し、成果を出しているこれらの手法をぜひとも参考にしてみてください。
監修:ハンズバリュー株式会社 代表取締役 島田慶資
経営コンサルタント・作家
長岡技術科学大学 大学院 経営情報システム工学修士
経済産業省推進資格 ITコーディネータ
個人情報保護士
この記事は随時更新します。ブックマークをオススメします。
キーワード:中小企業,地方企業,山形県,福島県,SEO対策,ホームページ制作,マーケティング,google,SearchConsole,BtoB,企業情報,サービス向上
リード文:地方の中小企業の経営者やWeb担当者の皆様、貴社の素晴らしい技術やサービスをもっと多くのお客様に知ってもらいたいと思いませんか?それには、適切なホームページとSEO対策が欠かせません。しかし、これらは一朝一夕に理解し、実践するものではないことは皆様もご承知かと思います。そこで本稿では、初心者を対象に、ホームページとSEO対策の基本となるポイントを分かりやすく解説します。更に、読者の皆様向けにSEOのチェックリストを無料でダウンロードできるリンクもご用意しております。皆様が直面している問題を、ホームページとSEO対策を通じて解決に導くお手伝いができればと考えています。
【対象読者:地方の中小企業の経営者またはWeb担当者 ※本稿はBtoBの製造業を想定して執筆】
本記事は初心者向けの内容となっています。そのため、前提条件から丁寧に解説しています。端的にSEO対策を知りたい方は「具体的なSEO対策の全体像」の項目から閲覧ください。また、SEO(Search Enjin Optimization)対策には絶対的な正解は存在しません。本稿の内容は現時点でのGoogleの公式資料や弊社の経験値をもとに執筆されています。
地方の中小企業にとって、ホームページとSEO対策は特に重要
つなぐホームページでは、福島・山形を中心に全国のお客様のホームページ制作を手掛けています。
しかし、我々の目指しているのは単なるホームページ制作ではありません。
お客様の真の目的とニーズに対応したマーケティング支援を重視しています。というのも、お客様が真に求めているのはホームページそのものではなく、ホームページがもたらす結果や解決だと考えているからです。
特に、地方の中小企業はしばしばマーケティングの面での弱さが見受けられます。
良い技術がありながらも、なかなか良いお客様と出会えず、下請け構造から脱出できない…
適切なマーケティングと連携してこそ解決できる問題と考えます。
ホームページとSEO対策は、これらの問題に対する有効な解決策となります。
本稿では、ホームページとSEO対策に焦点を当て、あなたの技術や素晴らしさを日本中に広める方法をお伝えしますね。
ホームページは最強の営業ツール?!
昨今、SNSは現在非常に流行っていますが、お客様が企業を見つけてサービスを選択する基本は依然としてホームページです。これは特に法人向けのビジネスにおいてより顕著です。
公益財団法人 全国中小企業振興機関協会の資料では、新規販売先を開拓する取組として「自社ホームページでの製品・技術・実績等のPR」が注力していることがわかります。(元ファイル 新規販売先を開拓する取組(複数回答) (224 ダウンロード ) )
引用:公益財団法人 全国中小企業振興機関協会. (2020). 2020 年度 下請中小企業・小規模事業者等活性化調査研究等事業 デジタルトランスフォーメーションを 活かした中小企業の販路開拓に関する 調査研究報告書,zenkyo.or.jp/chiiki/docs/chosa/houkoku_2020.pdf, P18. ※筆者がこれまでの取組のみ抽出
SNSでは情報が時間と共に流れてしまうため、企業の技術力やサービスの良さを十分に伝え続けることが困難です。
一方、ホームページは企業の情報を一元的に提供でき、詳細な情報を顧客に持続的に伝えるのに適しています。
ホームページは”育てるメディア”
ホームページ制作には必ず検索対策が必要とされますが、それにも関わらず、ホームページの検索順位が上がらないという問題に直面していませんか?
答えは簡単です。
それは、ホームページは「育てる」メディアだという認識が重要だからです。
ホームページを「育てる」というのは、一度執筆しただけではGoogleからの評価が不明確であり、Googleからさまざまな形で改善提案を受ける必要があることを意味します。
さらに、お客様の反応を見てコンテンツをブラッシュアップし、より良いホームページへと進化させていくことが求められます。
ホームページをただ作っただけでは、検索順位が上がることはなく、お客様からの問い合わせもあまり期待できません。ホームページの達成(集客、販売、求人など)するためには持続的な改善が必要です。
我々のSEO対策サービスにより多くの企業がその改善できています。
以下に、他社が制作したホームページに我々がSEOチューニングを施した事例をご紹介いたします。
事例①:山形市のリラクゼーション施設のSEO改善
独自ドメイン:お客様の独自ドメインは10年以上の運用歴があり、SEO対策上の信頼性を高めていた状態でした。(補足:新規ドメインと比べ、運用歴があるドメインの方がSEOに有利です。)
ホームページ:WordPressを使用して構築されていました。
目標キーワード:お客様が希望したのは、地元市場に特化したキーワードランキングの向上です。「山形市 マッサージ」、「山形市 タイ式マッサージ」、「山形市 肩こり」という地域とサービスを組み合わせたキーワードをターゲットとしました。
弊社サービス:SEO対策スポット支援(1回8万円 税別) ※事例のお客様は1回の支援で様子見
具体的な対策:SSL暗号化通信の導入、Google Search Consoleのインストールとサイトマップの送信、トップページのタイトルタグの変更、内部リンクの調整などを行いました。
具体的な成果:対策を実施してから2~6ヶ月程度で目標としたキーワードのランキング改善が確認できました。リラクゼーション施設のため、狙いたいキーワードとホームページの相性が良かったことも勝因の一つです。
ただし、「山形市 肩こり」の検索キーワードは数ヶ月検索上位を獲得できていましたが、複数の要因により検索順位が下落しました。追加の対策が必要となります。
■図表の見方
この図表では、横軸には時間(日ごと)が、縦軸にはGoogleの検索順位が表示されています。
折れ線グラフを見ることで、狙ったキーワードが時間の経過とともにどのように検索順位を改善していったかを確認することができます。
それぞれの折れ線グラフの色は次のキーワードを表しています。
緑色:「山形市 タイ式マッサージ」の検索順位の推移
青色:「山形市 マッサージ」の検索順位の推移
紫色:「山形市 肩こり」の検索順位の推移
事例②:全国対応のインタビュー専門会社のSEO改善
独自ドメイン:お客様の独自ドメインは10年以上運用されており、安定したSEO対策上の信頼性を保っていました。
その他の有利な点として次の点も特徴的でした。①社長の出版歴などにより多数の外部リンクを集めていたこと、②SSL対応も済んでいたこと。
ホームページ:お客様は独自開発のCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使用していました。
しかし、HTML+CSSの操作が弊社では難しいため、SEOチューニング方法をお客様に伝え、それを実行してもらう方法を採用しました。
目標キーワード:お客様は「事例制作」のキーワードランキングの向上を望んでいました。お客様自身がこのサービスを専門として最初に提供し始めたにも関わらず、他社も次々と同様のサービスを提供し始め、結果としてお客様の検索順位が下がったとのことです。
弊社サービス:SEO対策コーチング支援(1ヶ月1.5万円 税別)※難易度により金額はかわります
具体的な対策:Google Search Consoleのインストールとサイトマップの送信、トップページのタイトルタグの変更、内部リンクの調整、コンテンツの追加、外部リンクの獲得などを助言しました。
具体的な成果:対策を実施してから3ヶ月程度でキーワードのランキング改善が確認できました。
さらに1年ほどかけて1ページ目にランキングするまでに進展しました。最終的にはページ内の上部にランキングできるようになりました。(ベスト4位)
ただし、競合もSEO対策に力を注いでいるため、対策を怠ると検索順位が下落する可能性があります。よって、継続した改善が求められている状況です。
■図表の見方
この図表では、横軸に時間(日ごと)、縦軸にGoogleの検索順位が表示されています。折れ線グラフを見ることで、狙ったキーワードが時間の経過とともにどのように検索順位を改善していったかを確認できます。
青色の折れ線グラフは「事例制作」というキーワードの検索順位の推移を示しています。
具体的なSEO対策の全体像
それでは具体的なSEO対策の手順に移りましょう。
ここでは、弊社が提供するSEO対策サービスの全体像について解説していきます。
※簡単にSEO対策に取り組みたい方は、この章を飛ばして次の章「初心者の方へ、SEO対策の優先順位をつけましょう!」を確認ください。
①SEO対策の診断
- 検索キーワード対応評価
お客様が狙いたいキーワードと、ホームページ内容や事業の相性を評価します。
ホームページ内容や事業との関連性が低い検索キーワードを狙う場合は、新規でホームページを作ることも視野に入れます。 - ドメインの履歴調査
独自ドメインの運用歴を確認します。ドメインの年齢は、検索エンジンランキングに影響を及ぼす要素の一つです。(独自ドメイン取得したばかりだと、どうしても順位改善には時間がかかります) - Webサーバー契約内容の確認
契約中のWebサーバーの安定性、応対速度、SSL対応、そしてデータベースやPHPなどのプログラムの利用状況を確認します。これらはホームページのパフォーマンスとセキュリティに直接関わります。 - ウェブサイト構築方法の調査
ホームページの作成に使用されたプラットフォーム(例えばWordPressや独自システム)を調査します。この情報はSEO対策の方針を決定する上で重要です。 - FTPパスワードの確認
FTP接続に関する情報(ユーザー名、パスワードなど)が正しく保存されていることを確認します。FTP接続はホームページに掲載しているコンテンツの更新や改善に必要です。 - アナリティクスツールの設置確認
Google AnalyticsやGoogle Search ConsoleなどのSEO分析ツールが適切に設置されているかを確認します。これらのツールはウェブサイトのパフォーマンスを追跡し、SEO戦略を調整するために不可欠です。 - 追加の診断項目
サイトのモバイルフレンドリー性、ページのロード速度、内部リンクの状態、バックリンクの数と品質、メタデータの適用状況など、その他のSEO関連項目も検討します。 - 実機調査
弊社従業員がパソコンやスマホでホームページにアクセスして操作性を確認します。
操作性の悪いホームページは、SEO対策として不利になることがあります。
②SearchConsoleの診断画面でホームページの改善方針を決定する
次に、Google Search Consoleを用いてホームページの改善方針を決定します。ただし、ホームページが新規制作されたばかりの場合は、この手順は一旦スキップします。
- サイトマップを送信しているか確認
サイトマップが正しく送信されているかを確認します。次に、エクスペリエンスを確認し、問題があるURLがあれば必ず改善します。全てのURLを可能な限り改善しましょう。 - エクスペリエンスを確認
もし問題のあるURLがある場合は、可能な限り早くそれを改善する必要があります。 - 検索パフォーマンスを確認
検索結果でどれだけクリックされているか(CTR)や、検索結果での平均表示位置を示します。
平均CTRが5%以下または平均掲載順位が30位以下の場合、新たなコンテンツを追加するよりも既存のコンテンツを見直すことを優先すべきです。
③対象キーワードの選定を行う
- 目的とターゲットを明確化する
SEO対策を実施する検索キーワードの選定にあたって、まずは自社のホームページの目的を明確にしましょう。
例えば、製品サービスの販促なのか?ブランドの認知向上なのか?求職者に向けての情報発信など化?などです。目的が決まればターゲットが見えてきます。自社のターゲットを検討しましょう。
具体的には、どんなキーワードで検索する可能性が高いか、どんな情報に興味を持っているかなどを考えます。(いったん、SEO対策のことは忘れて自由な発想で考えてみることをオススメします。PCではなく、紙に書き出すと良いアイディアが生まれることが多いですよ。) - キーワードリサーチを実施する
キーワードリサーチでは、ターゲットがよく検索するキーワードを見つけるためにキーワードツールを活用します。Googleの「キーワードプランナー※」や「Google Trends」、有料のキーワードツール「ラッコキーワード」などを利用して、関連性や検索ボリュームを調査します。
※キーワードプランナーは、Google広告のアカウントがなければ活用できません。アカウント作成は無料でできます。 - 競合分析を行う
自社の競合他社がどのような検索キーワードをターゲティングしているかを調査します。
競合分析を通じて、自社が競合他社よりも差別化されたキーワードを選ぶことができます。
ただし、差別化を図りすぎても検索しているお客さまが少なすぎてホームページのそもそもの目的が達成されないことがあります。対象とする検索キーワードの競合度合いと差別化のバランスが重要になります。 - 長尾のキーワードについても検討する
競争が激しい一般的なキーワードに対抗するために、長尾のキーワード(より具体的な検索キーワード)を検討します。長尾のキーワードは競争が低く、よりターゲットに近い検索ユーザーにリーチできることがあります。 - キーワードの優先順位を決定する
キーワードリストから重要なキーワードをピックアップし、優先順位を決定します。
重要なキーワードはホームページ内のコンテンツやタイトル、メタデータに適切に配置し、SEO効果を高めます。(適切なタイトルやメタデータを設定するとSEO効果が高まるだけでなく、検索結果画面で魅力的にホームページを表現することができるため、検索結果画面上でのクリック率向上が期待できます
④SEO対策のために魅力的なコンテンツを制作する
ターゲットが求める情報を提供することが重要です。
お客様の満足度を高める魅力的なコンテンツは「最強のSEO対策」と言われています。魅力的なコンテンツを作る手順を次に示します。
- お客様のニーズを理解する
ターゲットが何を求めているのかを理解するために、アンケート調査や顧客の声を活用します。
また、ホームページのアクセス解析データや検索キーワードの傾向を分析することも重要です。 - 問題解決型のコンテンツを提供する
お客様が直面している問題や課題に焦点を当て、解決策や役立つ情報を提供するコンテンツを作成します。
解説動画をホームページに組み込み、具体的な手段を伝えることで価値が高まります。 - お客様の興味を引くストーリー(成功事例など)
お客様の興味を引くストーリーを取り入れたコンテンツは、魅力的で記憶に残りやすくなります。特に、喜ばれるのは成功事例で、お客様がコンテンツに共感しやすくなります。 - 視覚的な要素を活用する
ビジュアルコンテンツは情報の消化がしやすく、お客様からの関心を高める効果があります。
漫画、イラスト、写真、動画などを駆使して、情報をわかりやすく伝えましょう。 - 読みやすさと情報量のバランス
コンテンツの読みやすさを重視し、短文でわかりやすくまとめることが大切です。
同時に、必要な情報をきちんと提供するように配慮します。 - コンテンツの更新とバージョン管理
コンテンツは常に最新情報を反映させ、時代に合った内容を提供することが重要です。
バージョン管理を行い、過去のコンテンツと比較して改善を加えていくことで、ユーザーに価値を提供し続けます。
魅力的なコンテンツは、お客様の興味を引きつけ、ホームページの滞在時間やリピート率を向上させるだけでなく、検索エンジンの評価にも影響を与えます。お客様にとって有益で魅力的なコンテンツを提供することで、ホームページのSEO対策がより効果的になることが期待されます。
⑤SEO対策のためのコンテンツ修正とメンテナンス
SEO対策は一度行ったら終わりではなく、定期的な評価と改善が不可欠です。
検索エンジンのアルゴリズムや競合他社の動向を考慮し、ホームページを最適化し続けることが成功の鍵となります。
- 計測ツールの活用
SEO対策を行う際に重要なポイントの1つが、キーワードの選定とモニタリングです。
例えば、SERPOSCOPE(サーポスコープ)は、Googleに登録されたWebサイトの検索順位を自動測定する便利なフリーウェアがあります。 - 定期的な評価と改善ポイント
アクセス数の増加:選定したキーワードの検索順位を確認して、アクセス数の増加を確認する。
検索順位の向上:アクセス数が増加しない場合、キーワードの改善や見直しを行います。
お客様満足度の向上:ソーシャルボタンの追加などでお客様満足度を計測します。
コンテンツの最適化:定期的な評価でコンテンツの質を向上させることが可能です。特にメンテナンスは重要です。
初心者の方へ、SEO対策の優先順位をつけましょう!
SEO対策に関するプロの仕事の全体像をご紹介しました。
しかし、中小企業の経営者やマーケターの方々にとって、専門的すぎる内容だったかもしれません。
そこで、初心者の方でも簡単に取り組める「SEO対策チェックリスト」を作成しました。
このチェックリストを使用することで、自社のホームページの現状を確認し、改善点を見つける手助けとなるでしょう。(パスワードなしでチェックリストをダウンロードすることが可能です)
初心者のSEO対策チェックリスト (221 ダウンロード )
なお、中級者以上の方には物足りない内容かもしれませんが、このリストは特に初心者の方を対象としています。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
チェックリストの内容を解説!
基本理解について
SEOの基本概念と検索エンジンの仕組みについての理解度を確認しています。
良質なコンテンツを作成することは検索エンジン対策の基本ですが、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの意図や動作原理を理解しないと、効果的な対策が難しくなります。
無計画にSEO対策を進めると、予算の設定や成果の評価方法が適切でなくなる可能性があります。
初心者であっても、検索エンジンの意図や動作原理の基本を押さえることで、適切な予算や期間の設定が可能となります。
特にマーケターの方は、経営者への説明も必要になるため、正確な知識が必須です。
完璧な理解は求められませんが、基本的な理解は必要です。
サイト診断について
サイトの現状を把握するためには、まず現在の検索順位を確認し、無料のSEO診断ツールを利用してサイトをチェックすることが重要です。
検索対策を実行した後で、課題があれば問題解決や成功したなら要因の分析が容易になります。
狙っているキーワードで自社のホームページの順位を確認する際、ブラウザのプライベートモードやシークレットウィンドウモードを使用すると、パーソナライズデータを排除して検索できます。具体的な方法は、使用しているブラウザのヘルプ機能や検索を利用してくださいね。
また、無料のSEO診断ツールとして「SEOチェキ」がおすすめです。
このツールは、キーワードの順位やリンクの数など、多岐にわたる情報を提供してくれます。ただし、1日200回までの利用制限がある点に注意が必要です。(中小企業が自社分析で使う分には利用制限に引っかかることはないのでご安心ください)
上記の無料ツールを使用して、狙っている検索キーワードがタイトルタグやメタディスクリプションに含まれているかを確認し、必要な修正を行ってください。
キーワードリサーチについて
キーワードリサーチは、SEO対策の基本です。
まずは、自社のサービスや商品に関連する主要なキーワードと長尾キーワードをリストアップします。
見込み顧客がどのような検索キーワードを使用しているかを考え、それを紙に書き出してみましょう!
自分だけでなく、営業担当や総務経理の方々にも協力を求めると、新たなアイディアが浮かぶことがあります。特に、お客様が電話口で何を言っているのか、どのような検索キーワードで当社を見つけたのかを知ることで、より具体的な対策が可能になるためお勧めします。
また、お客様の声を参考にすることも有効です。
例えば、温泉旅館やホテルなどの宿泊施設などは、じゃらんや楽天トラベルのレビューを参考にすると良いでしょう。
競争が激しいキーワードに対しては、長尾キーワードの利用が効果的です。
具体的な商品やサービスを求めるユーザーは、詳細な検索キーワードを使用することが多いです。
例えば、「ホームページ制作」という一般的なキーワードよりも、「ホームページ制作温泉旅館小規模東北地方」という具体的なキーワードを使用するお客様は、具体的なニーズがあり、高品質な見込み顧客として考えられます。
ただし、長尾キーワードの市場は小さいため、問い合わせの件数は少なくなる可能性があります。
長尾キーワードのリストアップとともに、主要なキーワードにも挑戦することが重要ですね。
オンページSEOについて
オンページSEOとは、ホームページ制作時に重視すべき要素です。以下、主要なポイントを挙げます。
タイトルタグの適切な設定
各ページには検索キーワードが含まれたタイトルタグになっているべきです。
ブラウザでソースコードを表示することで、タイトルタグの内容を確認できます。
具体的には、ブラウザ上で該当のページを開き、右クリックをして「ページのソースを表示」や「ソースコードを表示」といったオプションを選択します。
表示されたソースコードの中で「<title>」というタグを探し、その中身が適切に設定されているかを確認します。
このタグには、そのページを訪れることを望むお客様が検索するキーワードを含めることが重要です。
メタディスクリプションの設定
同様にソースコードから、メタディスクリプションも確認できます。
この部分は「<meta name=”description” content=”…”>」という形で記述されています。直接的に検索順位に影響しませんが、検索結果に表示されるため、クリック率を向上させる役割があります。
魅力的な文言を設定することで、検索ユーザーの関心を引きます。
短くキーワードを含むURL
URLは短く、わかりやすいものが望ましいです。
特に、検索キーワードをURLに含めることで、SEO効果が期待できます。
自身のサイトのURLを確認し、必要に応じて改善を検討しましょう。
これらのポイントを意識することで、効果的なオンページSEO対策が実施できます。
コンテンツの質のチェック
コンテンツの質について考えます。
検索エンジン対策上、ホームページのコンテンツが最も有効な検索エンジン対策につながります。
ホームページの中に入っているコンテンツの質、読みやすさや面白さ、興味関心を引く度合いが強ければ強いほど、ホームページのお客様が満足するため、結果としてGoogleやYahooなどの検索エンジンからは高い質のホームページだと認識していただけます。
近年では、経験、専門性、権威性、信頼性の四つが重要と言われています。
実体験に基づいた経験豊富な専門家による、専門性で網羅性が高いコンテンツが良いと言われております。
ただ、こう聞くと難しいですが、一般のお客様が見て頂いて、自社のホームページが読みやすいか、面白いかというのが簡単な基準になります。
そのため、ホームページを閲覧してお客様が面白いかどうかを確認しましょう。
簡単に確認できるのは、直接会社の製品サービスに関係していない総務や配送のメンバーにホームページの内容を読んで頂き、簡単に理解できるかどうか、面白いか、また興味関心があるかどうか確認してもらうと良いと思います。
変わったアイディアでは、家庭に帰って家族から意見をもらうと良いかもしれません。
読みにくい点やわかりにくい点、興味関心を失った場所など教えてもらえると、ホームページのコンテンツを改善するきっかけが生まれます。
なお、専門的なサービスを提供している場合については、同じぐらいの知識層の方からレビューをもらうことがふさわしいとなります。
どのようなお客様を対象とするかによって、ホームページの内容について興味関心の度合いが変わってくるので要注意です。
要点としては、
記事やページの内容が読者に有益であること。
文章がシンプルでわかりやすいこと。
これらを心がけることで、効果的なコンテンツを作成することができますよ。
画像の最適化
画像の最適化という言葉を耳にしたことはありますか?
これは、ホームページの画像を効果的に表示させるための調整のことを指します。
画像の最適化について詳しくお伝えしたいと思います。
SEO(検索エンジン最適化)とは、お客様がGoogleやYahoo!などの検索エンジンで情報を探している際、ホームページが上位に表示されやすくするための技術のことでしたね。
この検索対策を成功させるためには、ユーザーが訪れた際の体験を向上させることが非常に重要となります。
例えば、ホームページに訪れた際に、画像の読み込みに時間がかかってしまったり、画像が大きすぎて全体が見えなかったりすると、訪問者は不快に感じることがあります。
このような問題を避けるためには、PCやスマホでの閲覧時に、画像が迅速に表示されるような設定が求められます。
さらに、画像には「altタグ」というものを設定することができます。
このタグは、画像が表示されない場合や、視覚障害を持つ方が音声で内容を理解する際に役立ちます。
これにより、より多くの人々がホームページの内容を理解しやすくなります。
画像の最適化手法を適切に行うことで、ホームページの閲覧体験が向上します。
良好な閲覧体験は、検索結果の順位向上や、訪問者からの信頼の獲得にも繋がると考えられますよ。
モバイル対応のチェック
ホームページの「モバイル対応」についてです。
モバイル対応とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでホームページが適切に表示されることを指します。
近年、多くの人がスマートフォンを日常的に使用しており、情報を検索する際もこのデバイスを利用しています。
事実、当社のお客様のホームページでは次のような結果になっているものもあります。
❶企業向けのホームページでは、アクセスの50%以上がスマートフォン
❷個人向け商材を取り扱うホームページでは、アクセスの80%以上がスマートフォン
しかし、意外と知られていないのは、多くの企業がPCの画面でホームページをデザインし、そのまま公開しているという現状です。
これにより、スマートフォンで実際にホームページを見ると、レイアウトが崩れていたり、必要なボタンが正しく機能しなかったりする問題が発生しています。
特に注意が必要なのは、お問い合わせボタンやダウンロードリンクなど、ユーザーのアクションを促す重要な部分です。
このような問題を避けるためには、ホームページを公開・更新する際、必ずスマートフォンでの表示をチェックすることが大切です。
そして、スマートフォンの種類や画面サイズは多岐にわたるため、複数のデバイスでの確認も忘れずに行いましょう。
どのユーザーも快適にホームページを閲覧できるようになり、結果的に信頼や問い合わせの機会を増やすことができます。
Googleマイプレイスのチェック
Googleマイビジネスとは、お店や企業の情報をGoogle検索やGoogleマップに表示させるための無料ツールです。
このツールの設定は、ネットでお店や企業を検索するお客様に、正確な情報を提供するために非常に重要となります。
実際、Googleの検索エンジンは、Googleマイビジネスに登録された情報を参考にして、検索結果を表示しています。
例えば、お店の営業時間や連絡先、場所などの情報を正確に提供するためです。
Googleマイビジネスへの情報登録や更新をきちんと行うことで、検索結果にお店や企業の情報が正確に表示される確率が高まります。
まだGoogleマイビジネスに登録していない方や、登録はしているが情報が古い、不十分な方は、この機会にぜひ情報の更新を行ってください。
お客様に対して正確かつ魅力的な情報を提供することができます。
まとめ
Googleの検索エンジンは、私たちが何かを検索するときに、その背後で200以上もの項目を基に最適な結果を表示してくれます。
これはかなりの数ですよね。
しかし、これら全ての項目に対応することは難しく、一つ一つの行動が結果に結びつくわけではありません。
ここで大切なのは、Googleが公開している「品質ガイドライン」です。
このガイドラインは、簡単に言うと「ホームページを訪れる人々、つまりお客様のことを一番に考えよう」というものです。
ホームページ作成時にお客様のことを最優先に考えれば、自然と読みやすく、有益で、楽しめる内容が生まれるのです。例えば、わかりやすい文章、魅力的な動画や写真など、お客様が喜ぶ要素を取り入れることが大切でしたね。
このようなアプローチを採用することで、一時的なテクニックや流行にとらわれることなく、長く愛されるホームページを作成することができます。
そして、結果として、より多くの人々がホームページを訪れ、商品やサービスに関心を持って問い合わせてくれるようになります。
ホームページを作成・運営する際には、定期的に内容のブラッシュアップを行うとともに、様々なデバイス、特にスマートフォンやPCでの閲覧が快適であるかをチェックすることも忘れてはいけません。
ホームページは訪問者のためのもの。
その視点を忘れずに、素晴らしいホームページを作成していきましょう。
参考文献
- Google検索セントラル(https://developers.google.com/search?hl=ja)
- SEOスターターガイド(https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja)
- 中小企業庁 2017年版 中小企業白書(https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H29/PDF/shokibo/04sHakusyo_part2_chap3_web.pdf)
よくある質問と回答
お客様からSEO対策について頻繁に受ける相談をまとめ、その回答を経験に基づいて提供します。
ただし、これらの回答は我々の経験と知識を基にしたものであり、全てのケースにおける絶対的な解決策ではないということをご理解ください。よろしくお願いします。
- 質問「ブログをたくさん投稿すれば検索順位は上がるでしょうか?」
回答「ブログの更新頻度は確かにSEOに一定の影響を及ぼしますが、内容が薄いブログ記事を大量に投稿することは検索順位向上に必ずしも寄与しないということを理解していただきたいです。検索順位向上のためには、Search Consoleを活用してHTMLタグの最適化、サイトの操作性やコンテンツの改善といった地道な活動が重要です。」 - 質問「検索順位を改善したいのですが、何から手をつけたら良いでしょうか?」
回答「SEO対策の最初のステップとして、私たちはSearch Consoleのインストールを推奨しています。我々がお客様にSEO対策サービスを提供する際、まずはSearch Consoleをインストールし、そのデータを解析することから始めています。その分析結果に基づいて最適なSEO対策を検討するというのが一般的な手順です。」 - 質問「ドメイン名はSEO対策に影響はありますか?」
回答「ドメイン名自体が直接的にSEO対策に大きな影響を及ぼすことは少ないです。自社やブランドに適したドメイン名を選択いただければと思います。ただし、長すぎるまたは覚えにくいドメイン名は、訪問者がアクセスしにくくなる可能性があります。簡潔で覚えやすいドメイン名は、ユーザーの直接アクセスを増加させ、ホームページの人気を高めるのに役立ちます。それが結果としてGoogleの評価を向上させ、間接的には検索順位の改善に寄与します。」
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