神原キサコの制作カフェ|広告費を2倍にしても、お客様は2倍にならない

神原キサコの制作カフェ

いつもつなぐホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
つなぐホームページのWEBデザイナー、神原キサコです。今週もよろしくお願いします!

先週、久しぶりに会津のおばあちゃんのところへ顔を出してきました🍁 太郎庵のお菓子を手土産に持っていったのに、帰りは紙袋いっぱいの野菜を持たされて、リュックが行きより重くなりました😂 毎回このパターンです。

「今の広告を止めたら、問い合わせは何割減りますか?」——即答できますか?

広告費を2倍にしても、お客様は2倍になるとは限りません。増額の前に、広告の「天井」と予約の内訳を確認してみましょう。

さて、今日は先にひとつ確認してみてほしいことがあります。

Web広告を出している方は、先月の広告レポートで「表示回数」を見てみてください。ここ半年、頭打ちになっていませんか?

広告費を倍にすれば、予約も倍になる?

先日、つなぐホームページをご利用いただいている鳥取市の体験型ガラス工房、池田代表様からお電話がありました。スタッフ6名で吹きガラス体験やアクセサリー作り体験を提供されていて、週末は家族連れで賑わう工房です。

池田代表様

神原さん、相談なんだけどね。秋の行楽シーズンに向けて、広告費を倍にしようと思うんだ。今の検索広告で予約が入ってるからさ、倍にすれば予約も倍になるだろう?

池田代表様の工房は、旅行会社経由の団体客が増えている一方で、個人のお客様をもっと増やしたいというお悩みがありました。その気持ち、とてもよく分かります。でも私は、少しだけ待っていただきたかったんです。

神原

池田代表様、そのご判断の前に、1つだけ確認させてください。倍にしても、倍にならないかもしれないんです。

ヒント① 検索広告は「手を挙げている人」にしか届かない

神原

池田代表様の検索広告は、「鳥取 ガラス体験」のような言葉で検索した人に表示されていますよね。ここに落とし穴があるんです。その言葉を検索する人の数には、天井があるんですよ。

池田代表様

天井?

神原

はい。検索広告は、すでに手を挙げている人——つまり「ガラス体験に行きたいな」と思って検索した人にしか届きません。その人数は、広告費をいくら積んでも増えないんです。

神原

たとえるなら、釣り堀の魚の数は、竿を増やしても増えないんです。竿を2本にすれば釣り逃しは減りますが、魚が10匹しかいない釣り堀では、10匹より多くは釣れません。

池田代表様

なるほどな。うちはもう、その釣り堀の魚をだいぶ釣り切ってるってことか。

神原

表示回数が頭打ちなら、その可能性が高いんです。そういうときに広告費だけ倍にしても、増えるのは釣れない時間だけなんですね。

検索広告が表示される仕組みは、ハナコのPPC広告講座(第2講)広告が表示されるしくみで、津名久ハナコがやさしく解説しています。

ヒント② 広告経由の予約には「もともと来るつもりだった人」も混ざっている

神原

もう1つ、見落とされがちなことがあります。広告レポートの予約数には、広告がなくても来てくれた人が混ざっているんです。

池田代表様

どういうことだい? 広告をクリックして予約してるんだから、広告のおかげだろう。

神原

たとえば、お友達から「あそこのガラス工房、良かったよ」と聞いた人が、工房の名前で検索したとします。検索結果の一番上に広告が出ていたら、その人は広告をクリックして予約しますよね。でもその方は、広告がなくても、その下の通常の検索結果から予約していたはずなんです。

池田代表様

あー、そうか。広告の成績表には「広告のおかげ」って載るけど、本当は違うんだな。

神原

はい。ですから広告費を倍にする前に、予約のうち何割が「工房名での検索」なのかを見てほしいんです。名前で検索して来る方が多いなら、その分の広告費は、新しいお客様を連れてきていない可能性があります。

ヒント③ 「探している人」と「まだ知らない人」で、道具を分ける

池田代表様

じゃあ、個人のお客様を増やしたかったら、どうすればいいんだ?

神原

まだ工房を知らない人に、知ってもらう道具を足すんです。検索広告が「刈り取り」だとしたら、こちらは「種まき」ですね。畑に生えている分を刈り尽くしたら、次は畑を広げる番なんです。

神原

具体的には、SNSや動画で目に入る形の発信です。そして池田代表様、実はもう強力な種をお持ちですよね。インスタグラムの、あの製作風景の動画。

池田代表様

ああ、あれか。3万回くらい再生されたやつだな。

神原

そうです! あの動画は、一晩の花火で終わらせるにはもったいないんです。広告素材として配信すれば、資産に変わります。鳥取や近県の「体験もの好き」な方に絞って届ければ、まだ工房を知らない個人のお客様への種まきになるんですよ。

池田代表様

バズって喜んで終わりじゃなくて、あれを広告に使い回せるのか。それは考えたことがなかったな。

神原

伸びた投稿は、お客様が「これ、いいね」と投票してくれた実績付きの素材ですからね。刈り取りの検索広告はそのままに、種まきを足す。倍にするのは金額ではなく、道具の種類なんです。

SNSを集客の入口として育てた事例は、インスタ活用で成功したスタートダッシュ事例でもご紹介しています。

自分ごと化チェック

  • 広告の表示回数が、ここ半年ほぼ横ばいになっている
  • 予約・問い合わせのうち「社名・店名での検索」が何割か知らない
  • SNSで伸びた投稿を、広告素材として二次利用したことがない

1つでも当てはまったら、広告費の増額を一度立ち止まるサインです。天井に当たった検索広告に月5万円を足しても、増えるのが「もともと来た人への広告費」だけなら——年間60万円で純増ゼロは、決して珍しい話ではないんです。

広告費を増やす前に、集客の構造を確認しませんか?

広告と自然検索のバランスを整理し、今のホームページで改善できることを一緒に考えます。

ホームページについて相談する

ご参考くださいませ(^_^)
これからも、ホームページの活用方法について、具体的な打ち手や事例をお届けしてまいります。あなたのホームページのアクセス数、問い合わせ数を増やすための参考にしてくださいね。

それでは、今週も一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ライター紹介
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神原キサコ

ハンズバリュー株式会社のメインデザイナーです。ホームページデザイン業務を中心に活動しています。
新しい情報を調べて皆さんにたくさんお伝えできればと思っています。

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