『sketch2lineart』でイラスト制作を効率化

神原キサコの制作カフェ

こんにちは!つなぐホームページのwebデザイナー神原キサコです。
「企業理念が伝わる」ホームページを制作をしています。

神原キサコの制作カフェでは、ホームページの活用方法の具体的な方法や成功事例を紹介しています。
たくさんの方に読んでいただけるよう、分かりやすい表現を心がけています。
ぜひコーヒー片手にリラックスして読んでみて下さいね!

画像生成AIの「可能性」と「限界」🧐時間と手間の壁に直面する現場

近年、生成AIの発展は目覚ましいものがあります。弊社でも、その可能性に注目し、様々な業務への活用を検討しています。しかし、実際に生成AIを運用する中で、特に画像生成において、いくつかの「限界」に直面しています。

例えば、思い描くイメージ通りの画像を生成させることは、現状では容易ではありません。生成AIに対して、プロンプトと呼ばれる指示文を用いて、生成したい画像の内容を伝える必要があります。しかし、一度で理想的な画像が出力されることは稀で、何度もプロンプトを修正し、試行錯誤を繰り返すことが一般的です。

この修正作業には、かなりの時間と手間がかかります。一つの画像を生成するのに約30秒かかるとすると、10回以上修正を繰り返せば、それだけで300秒、つまり5分もの時間が必要となります。 これでは、生成AIを活用して業務を効率化するどころか、かえって作業時間を増やしてしまうことになりかねません。「簡単にするために生成AIを活用しようとしているのに、これでは本末転倒だ…」 というのが、現場の正直な感想ではないでしょうか。

2023年2月に生成AIで表現した画像。ぱっと見は美しいが、手の関節や小物のサイズ感がおかしい
生成AIで表現した女性のイラスト。小物のサイズ感がおかしい。実用化レベルではない。

手書きのラフスケッチを、瞬時に、思い通りの線画へ AIアプリ「sketch2lineart」の革新性

そんな生成AIにおける画像生成の課題を解決する可能性を秘めた、革新的なWebサービスが登場しました!手書きで描いたスケッチをアップロードするだけで、AIが自動でイラストを補正し、さらに、きれいな線画に変換してくれる、その名も「sketch2lineart」です。

この「sketch2lineart」は、イラストの下描きから、高品質な線画を生成できるAIアプリとして、開発者である とりにく 氏によって公開されました。

生成AIによる画像補正
後輩が描いた絵?(左)をアップロードすると可愛いイラスト(右)に直していただきました。AIすごい!

低スペックPCでも問題なし!「sketch2lineart」がもたらす、3つのメリット

この「sketch2lineart」の革新性は、以下の3つのメリットに集約されます。

1. 手書きのラフスケッチが、プロ顔負けの線画に
 誰でも簡単に、手書きのラフスケッチから、まるでプロが描いたような美しい線画を生成できます。

2. 画像生成の時間を大幅に短縮
プロンプトの修正に費やす時間を大幅に削減し、画像生成プロセスを効率化できます。

3. サーバー処理で、低スペックPCでも快適動作
 「sketch2lineart」はWebアプリケーションとして提供されているため、処理はサーバー上で行われます。そのため、ユーザー側のPCのスペックを問わず、快適に利用できます。

無料で利用する場合、約2枚生成したところで制限がかかってしまう点がデメリットです。ただし、無料アカウントを作成すると制限が少し緩和されるとのこと。より多く利用したい方は、課金を検討する必要があります。

実際に使ってみた!「sketch2lineart」の簡単ステップガイド

「sketch2lineart」の使い方は、非常に簡単です。私自身も実際に試してみましたので、その手順を以下に紹介します。

ステップ1:下描きを準備

まずは、紙に下描きを描き、それをカメラで撮影してPCに取り込みます。

ステップ2:「sketch2lineart」にアクセス

以下のボタンから「sketch2lineart」にアクセスします。

ステップ3:画像をアップロード

画面左上の「ここに画像をドロップ」と記されたエリアに、先ほど撮影した下描きの画像ファイルをドラッグ&ドロップします。

ステップ4:プロンプトを自動生成

画像がアップロードされたら、画面下部の「prompt_analysis」をクリックします。すると、AIが画像を解析し、自動的にプロンプト(AIへの指示文)を生成してくれます。

ステップ5:線画を生成

「generate」をクリックすると、いよいよ線画が生成されます!もし、不要な線が残ってしまった場合は、「Lineart_fidelity」のスライドバーを調整して、再度「generate」をクリックすることで、線画の精度を調整できます。

ステップ6:プロンプトの手動編集(必要に応じて)

さらに、プロンプトを手動で編集することで、生成結果をより細かく調整することも可能です。例えば、「もっと目を大きく」「線を細く」といった具体的な指示を追加することで、思い通りの線画に近づけることができます。

生成AI活用の幅を広げる、強力なツール

実際に「sketch2lineart」を使ってみて、その精度の高さと使いやすさに驚きました。例えば、後輩が描いたラフスケッチ(左)をアップロードしたところ、AIが自動で補正し、まるでプロが描いたような可愛らしいイラスト(右)に仕上げてくれました。

生成AIによる画像補正
後輩が描いた絵?(左)をアップロードすると可愛いイラスト(右)に直していただきました。AIすごい!

実際に「sketch2lineart」を使ってみて、その精度の高さと使いやすさに驚きました。例えば、後輩が描いたラフスケッチ(左)をアップロードしたところ、AIが自動で補正し、まるでプロが描いたような可愛らしいイラスト(右)に仕上げてくれました。

この「sketch2lineart」を活用することで、イラスト制作の効率化はもちろん、生成AI活用の幅を大きく広げることができるでしょう。 これまで時間と手間の問題で、生成AIの導入を躊躇していた方にとっても、非常に強力なツールとなるはずです。

画像生成の課題を解決し、クリエイティブな作業を加速させる

「sketch2lineart」は、画像生成AIの「可能性」を最大限に引き出し、その「限界」を克服するための、革新的なソリューションと言えるでしょう。イラスト制作に携わる方はもちろん、生成AIの活用を検討している企業の皆様も、ぜひ一度この「sketch2lineart」を試してみてはいかがでしょうか。

ご参考になれば幸いです。(^_^)

当メールマガジンでは、今後もホームページ活用方法について、具体的な打ち手や成功事例、最新のAI活用情報などを交えながら、皆様のビジネスに役立つ情報を提供して参ります。これらの情報が、皆様のホームページのアクセス数や問い合わせ数の増加、そしてビジネスの成長に貢献できれば幸いです。

それでは、今週も一緒に頑張りましょう!最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ライター紹介
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神原キサコ

ハンズバリュー株式会社のメインデザイナーです。ホームページデザイン業務を中心に活動しています。
新しい情報を調べて皆さんにたくさんお伝えできればと思っています。

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