いつもつなぐホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
つなぐホームページのWEBデザイナー、神原キサコです。
今週もよろしくお願いします!
会津のおばあちゃんから、太郎庵のお菓子が箱で届きました🍂 「会社のみなさんで」と手紙が添えてあったので、さっそく事務所に置いたところ、ヒデコが3時のおやつの時間を待たずに2つ目に手を伸ばしていました😂 おばあちゃん、届いたのはお昼前です。
御社のパソコンで、ふだん使っているGoogleかMicrosoftのアカウントの「セキュリティ」の画面を開いてみてください。「2段階認証」はオンになっていますか? 分からなかった方は、このメールにHPのURLを一言ご返信ください。30分で無料の健康診断レポートをお送りします(営業は一切しません)
さて、今月の制作カフェはセキュリティ特集です。4回に分けて、中小企業が今日からできる守り方をお話しします。
最初に、ひとつ思い浮かべてみてください。
御社が侵入されたとき、困るのは御社だけでしょうか。
先週の水曜日、つなぐホームページをご利用いただいている鳥取市の水産加工会社、永井社長様からお電話がありました。従業員18名。地元の港で揚がった魚を干物や加工品にして、県外の大手スーパーにも卸していらっしゃる会社です。
永井社長:「神原さん、この前の夜中のメンテナンス、ありがとうね。朝起きたら『緊急メンテナンスが終わりました』ってメールが来てて、何が起きたのかと思いましたよ。」
神原:「ご心配をおかけしました。ホームページを動かしているソフトに急ぎで直さないといけない穴が見つかったので、その晩のうちに塞がせていただいたんです。」
永井社長:「助かりました。それでね、ちょっと聞きたいんだけど。最近ニュースで、大きな会社がサイバー攻撃でやられた話ばかりやってるでしょう。」
神原:「はい、続いていますね。」
永井社長:「うちみたいな小さい会社は、関係ないよね? 取られて困るような秘密もないし、名前を知られた会社でもないし。」
神原:「永井社長様、そう思われたのには、何かきっかけがあったんですか。」
永井社長:「実はね、取引先のスーパーの本部から、『御社のセキュリティ対策の状況を、書面で提出してください』って用紙が届いたんですよ。項目が20くらいあって、正直、半分も意味が分からない。」
ヒント① 「取られるものがない」会社は、取引先への通り道として狙われる
神原:「永井社長様、その用紙がなぜ届いたのか、そこから考えてみませんか。」
神原:「大きな会社は、玄関の鍵をとても厳重にしています。警備員さんもいますし、防犯カメラもあります。正面から入るのは大変なんです。では、入りたい人はどうするか。出入りしている業者さんの勝手口を探すんですよ。」
永井社長:「……うちが、その勝手口ってことですか。」
神原:「そうなんです。永井社長様の会社は、スーパーの本部と毎日のように受発注のメールをやり取りされていますよね。もし永井社長様のメールが乗っ取られたら、永井社長様の名前で、本部に偽の請求書や添付ファイルを送れてしまうんです。受け取る側は、いつもの取引先からのメールだと思って開きます。」
永井社長:「なるほどな。うちの中身が欲しいんじゃなくて、うちの名前が欲しいわけか。」
神原:「まさにそれです。ですから『取られるものがない』は、残念ながら守らなくていい理由にならないんですね。本部が用紙を送ってきたのも、自分たちの勝手口に鍵がかかっているかを確かめたいからなんですよ。」
(ご参考までに、身に覚えのないログインからアカウントを守る考え方は、Instagramビジネスアカウントの安全な運用でもまとめています。SNSでも、守る順番は同じなんです)
ヒント② AIで攻撃は変わった。でも、守り方は変わっていない
永井社長:「でも神原さん、最近はAIで攻撃してくるって言うでしょう。そんなの、うちで防げるとは思えないんだけど。」
神原:「そこは、ぜひ安心していただきたいところなんです。AIで変わったのは、攻撃する側の手間なんですよ。」
神原:「たとえば泥棒が、1軒ずつ家を回って、鍵のかかっていない窓を探すとします。これまでは一晩に何十軒も回るのが限界でした。AIを使うと、それが一晩で何万軒も回れるようになったんです。」
永井社長:「それは怖いな。」
神原:「怖いです。でも、泥棒が入ってくるのは、相変わらず鍵のかかっていない窓からなんです。古いままのソフト、簡単なパスワード、何年も使っていないアカウント。探す速さが上がっただけで、入り口は昔から同じなんですね。」
神原:「ですから、やることは変わりません。窓に鍵をかける。昔から言われてきた基本が、いちばん効くんですよ。違うのは、『そのうちやろう』が通用しなくなったことだけなんです。」
永井社長:「基本ができていない会社から順番に見つかる、ということか。」
(AIが社内のシステムとつながる時代になると、入口の鍵はますます大事になります。AIと業務システムがつながる仕組みはMCPとは何か|中小企業の業務システムがAIと繋がる仕組みでご紹介しています)
ヒント③ 鍵は家じゅうの扉ではなく、金庫の扉から
永井社長:「でも、基本といっても、うちはアカウントなんて何十個もあるよ。全部やるのは無理だ。」
神原:「全部を一度にやらなくていいんです。最初は、絶対に取られてはいけない数個だけ。私は『金庫の扉』と呼んでいます。」
神原:「ほかのサービスにログインするときの『親』になっているアカウントです。具体的には、GoogleのアカウントとMicrosoftのアカウント、iPhoneをお使いならApple ID。それから補助金の申請で使うGビズIDです。ここを取られると、ほかの扉の鍵も一緒に開けられてしまうんですよ。」
神原:「この数個に、2段階認証をかけてください。パスワードのほかに、スマートフォンに届く番号でもう一度確認する仕組みです。家の鍵に、もう1つ別の鍵を足すようなものですね。」
そのまま一緒に、永井社長様のGoogleアカウントの画面を開いていただきました。2段階認証は、オフでした。そしてもう1つ、気になるところが出てきました。
神原:「永井社長様、パスワードを忘れたときの連絡先の電話番号、こちらは永井社長様の番号ですか?」
永井社長:「……いや、違うな。これ、3年前に辞めた事務の子の携帯だ。最初に設定してもらったんですよ。」
神原:「そうなると、いざ鍵をなくしたとき、合鍵が辞めた方の手元に届くことになるんです。今日はまず、この番号を永井社長様のものに変えて、それから2段階認証をオンにしましょう。」
永井社長:「金庫の扉の合鍵を、3年間よその人に預けていたわけか。」
神原:「詳しい方に最初の設定をお任せした会社さんでは、本当によくあることなんです。ここが一番見落とされやすいところなんですよ。」
2つの設定を変え終えるまで、15分ほどでした。
自分ごと化チェック
- GoogleやMicrosoftのアカウントに、2段階認証をかけていない
- パスワードを忘れたときの連絡先が、誰の電話番号やメールなのか言えない
- 取引先から「セキュリティ対策の状況」を聞かれたら、答えられない
1つでも当てはまったら、もったいないサインです。御社のメールが1通でも乗っ取られれば、御社の名前で、取引先すべてに偽のメールが届きます。40社の取引先に1社ずつお詫びの電話をかける1日は、今日の15分では取り戻せません。
「うちのホームページ、どこから手をつければいいだろう?」と気になった方は、このメールにURLを一言ご返信ください。30分で、あなたのHPの健康診断レポートを無料でお送りします。今の状態を見て、どこを優先すればいいかをお伝えしますよ。営業は一切しませんので、ご安心くださいね。
次回は、辞めた人と昔の業者さんに残っている「合鍵」のお話です。
ご参考くださいませ(^_^)
当メールマガジンでは、今後もホームページ活用方法について、具体的な打ち手や成功事例を提供して参ります。
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それでは、今週も一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。