いつもつなぐホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
つなぐホームページのWEBデザイナー、神原キサコです。
今週もよろしくお願いします!
前回のメールマガジンでは、これからのAI時代にWebで選ばれるためには、小手先のテクニックではなく、信頼される「エンティティ(実体)」としてGoogleに認識されることが重要だ、というお話をしました。
今度はこの記事を読んでくださった、水道工事屋「勝見水道メンテナンス」の勝見社長から、熱いお電話をいただきました。
「神原さん、エンティティの話、よく分かったよ!要は、俺たちがただのホームページ屋じゃなくて『福島で本当に頼れる、実体のある水道屋』だってことを、AIにも分かってもらえりゃいいんだろ?」
「社長、その通りです!素晴らしいご理解です!」
「だろ?それでな、早速ブログでも書こうと思ったんだが…一体、何を書けばAIに『こいつは本物だ』って認めてもらえるんだい?ただ『水漏れ修理します!』って書くだけじゃ、ダメなんだろ?」
勝見社長の的を射たご質問。これこそ、エンティティ強化の核心に迫る、非常に大切なポイントです。
今日は、AIに「これは引用する価値がある」と判断されるための戦略的なコンテンツの作り方についてお話しします。
■ 専門性を“群”で示す!「トピック・クラスターモデル」とは?
「社長、まず、記事を1本ずつバラバラに考えるのはやめましょう。これからは、チーム戦で専門性を示すんです」
「チーム戦?どういうことだ?」
私が説明したのは「トピック・クラスターモデル」という考え方です。
これはサイト内の情報を一つの大きなテーマの周りに関連する小さなテーマを配置していく戦略です。
例えば、勝見社長のサイトなら…
- 主要ページ(幹)
一番お客様に見てほしい「福島市 水漏れ修理」のサービスページを、木の「幹」だと考えます。 - 関連解説記事(枝)
その「幹」を支えるように…- 「自分でできる水漏れ箇所の特定方法」
- 「水道料金が急に高くなった!考えられる原因とは?」
- 「見えない壁の中の水漏れ、放置する危険性」 といった、関連するお役立ち記事を「枝」として、たくさん作っていきます。
そして、全ての「枝」の記事から中心となる「幹」のサービスページへリンクを繋いであげるのです。
「なるほどな!つまり、水漏れ修理っていう大きなテーマについて、うちはこんなに色んな角度から詳しく知ってる専門家なんだぞ!ってことを、サイト全体の構造で見せるってことか!」
「完璧です、社長!それがAIに『このサイトは水漏れ修理の専門家だ』と認識させるための戦略的な設計図なんです」
■記事に「魂」を込める!AIが最も喜ぶ“一次情報”
ここで、勝見社長が鋭い質問を投げかけます。
「でも神原さん、そういうお役立ち記事って、正直調べれば誰でも書けるんじゃないのか?」
「はい、そこが一番重要なポイントです。だからこそ、その記事に社長の会社だけの『魂』を込める必要があるんです」
AIが「どこにでもある情報」と判断する記事は、残念ながら引用してくれません。AIが最も価値を置くのは、他では決して手に入らない自社ならではの「一次情報」です。
勝見社長の会社で言えば…
- 具体的な施工事例
「先日、福島市大町で対応した、アパートの階下への水漏れ修理の事例です。原因は〇〇で、このように修理しました。お客様からは『素早い対応で助かった』とのお声をいただいています」といった、写真付きのリアルな実績。 - 専門家としての知見
「うちの道一筋30年のベテラン、佐藤が解説!ホームセンターで売っている部品AとB、プロが選ぶのはこっち。その理由は…」といった、経験に裏打ちされたプロの知識。 - お客様の声
「『夜中にトイレが詰まってパニックでしたが、電話したら30分で駆けつけてくれて本当に神様に見えました!』〇〇様より」といった、手書きのアンケートや感謝の言葉。
これら一つ一つが、社長の会社にしかないオリジナルの「一次情報」です。この一次情報こそが、サイトの独自性と専門性を飛躍的に高め、AIが「この情報は信頼できる。引用する価値がある」と判断する、何よりの源泉になるのです。
■これからのコンテンツは「構造」と「魂」で勝負する
「なるほどなぁ…。ただ記事を増やすんじゃなくて、専門家としてチームを組んで、そこに俺たちの汗と経験っていう魂を込めていく、か。なんだか、いつもの仕事と同じだな!」
勝見社長の顔が、パッと明るくなりました。
そう、これからのコンテンツ戦略は、闇雲に記事を量産するのではなく1. 戦略的な「構造(トピッククラスター)」で専門性を示し、2. 独自の「魂(一次情報)」で信頼性を証明する。
この両輪で考えることが不可欠です。
さて、こうして作り込んだ価値あるコンテンツに、お客様が集まってくるようになりました。
しかし、最後の関門が残っています。
そのアクセスを、どうやって確実に「問い合わせの電話」に繋げるのか?
次回は、シリーズ最終回。サイトを訪れたお客様を逃さないための「コンバージョン改善術」についてお話しします。
ご参考くださいませ(^_^)
当メールマガジンでは、今後もホームページ活用方法について、具体的な打ち手や成功事例を提供して参ります。
あなたのホームページのアクセス数、問い合わせ数を増やすための参考にしてくださいね。
それでは、今週も一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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