なぜ専門家のサイトは、読まれても問い合わせに繋がらないのか?

神原キサコの制作カフェ

いつもつなぐホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。
つなぐホームページのWEBデザイナー、神原キサコです。
今週もよろしくお願いします!

Webサイトは、情報を並べるだけの箱ではありません。
お客様の想いや情熱を伝え、未来のお客様と繋がるための大切な「対話の場」だと私は考えています。

今日は、そんな「対話」に悩んでいた先生との出会いから始まった、私たちの挑戦についてお話しさせてください。

■ 「自信作の記事なのに、なぜ…」ハルコ先生の涙

先日、私たちのオフィスに、一人の女性行政書士の先生(仮に「ハルコ先生」とします)がご相談にいらっしゃいました。

PCの管理画面に映る右肩上がりのグラフを指差しながら、ハルコ先生はこうおっしゃいました。

「神原さん、見てください。専門的な解説記事をコツコツ更新してきて、Webサイトへのアクセス数は月間1000件近くまでちゃんと伸びているんです。
でも…」

その言葉は震えていました。

「でも、肝心の問い合わせやお仕事のご依頼が月に1件あるかないかで…。書いている内容には自信があるんです。それなのに、一体何が足りないんでしょうか…?」

まさに「見られているだけで、選ばれていない」という状況です。

これはハルコ先生だけの特別な悩みではありません。
私たちの他のお客様の中にも、同じような課題を抱える企業様は少なくないのです。

デザインも分かりやすい。記事の質も高い。それなのに、なぜ成果に繋がらないのか。

私は、ハルコ先生と一緒に、その原因である2つの「見えない壁」を探すことにしました。

■ 壁の正体①:Webサイトだけでは築けない「信頼の壁」

まず、私がハルコ先生にお伝えしたのは、「信頼性」という壁についてでした。

「ハルコ先生の記事は、本当に素晴らしいです。読んだ方は『なるほど、この記事は役に立つな』と、きっと満足しているはずです。でも、読者の方は、次の瞬間こう思っているかもしれません…『この記事は有益だけど、この先生に本当に依頼して大丈夫かな?』と。」

情報が溢れる現代では、ユーザーは「何が書かれているか」と同時に、「“誰が”言っているか」を、無意識のうちに厳しく判断しています。

自分のホームページだけで「私はプロです!信頼できます!」と発信しても、それはどうしても“自称”の域を出ません。お客様が人生の大きな決断を任せる相手を選ぶとき、その最後のひと押しには、客観的な安心材料が必要なのです。

■ 壁の正体②:Googleの地殻変動「AIの壁」

「それに、ハルコ先生。最近、Googleの検索の仕方が大きく変わってきているんです」

私がそう切り出すと、ハルコ先生は不思議そうな顔をされました。

そこで私は「AIの壁」について説明しました。

最近のGoogle検索では、「AI Overview」という機能により、AIが要約した答えを検索結果の一番上に表示します。
ユーザーは、もうWebサイトをクリックしなくても、答えを得られる時代になっているのです。

「えっ…じゃあ、アクセス数が減っちゃうじゃないですか!」

「その通りです。そして、もっと重要なのは、AIがどのサイトの情報を元に要約を作るか、なんです。
AIは、単に詳しいサイトを選ぶわけではありません。Web上の様々な情報から『この専門家は、この分野で信頼できる“実体(エンティティ)”だ』と認識した情報源を優先するんです」 。

これからの時代、ただアクセス数を集める「SEO(検索エンジン最適化)」だけでは不十分です。

AIに“信頼できる存在”として認識され、推薦されるための「AIO(AI最適化)」という新しい視点が、どうしても必要になってくるのです。

■ 2つの壁を同時に壊す、たった一つの鍵

私の説明を聞き終えたハルコ先生は頷いてこう言いました。

「なるほど…。自分だけで頑張るのには、もう限界があるんですね。信頼の壁と、AIの壁…。じゃあ、私たちはどうすれば…?」

「はい。その2つの壁を同時に突破する鍵があるんです」

その鍵とは広告でも、さらなるブログ更新でもありません。

それは「第三者からの客観的な評価(お墨付き)」を獲得することです。

新聞や業界専門誌からの紹介、公的機関からの表彰、権威あるセミナーへの登壇…。

こうした第三者からの評価こそが、お客様の「本当にこの人は信頼できるの?」という最後の不安を払拭し、さらにAIに「この専門家は本物だ」と認識させるための、最も強力な武器となります。

■ あなたのサイトは、本当に「選ばれる理由」を示せていますか?

ハルコ先生の瞳に光が灯りました。

「第三者評価…。なんだか難しそうだけど、それが突破口になるんですね!」

私たちハンズバリューとハルコ先生の挑戦が始まった瞬間でした。あなたのWebサイトは、今、お客様の役に立つだけで終わっていませんか?お客様から、そしてAIから「選ばれる」ための信頼をしっかりと築けているでしょうか。

次回は「第三者評価」を獲得するための具体的な戦略「広告」とは全く違う「広報PR」の世界について、詳しくお話ししたいと思います。もし、ハルコ先生と同じように「見えない壁」を感じているなら、きっとお役に立てるはずです。

ご参考くださいませ(^_^)
当メールマガジンでは、今後もホームページ活用方法について、具体的な打ち手や成功事例を提供して参ります。
あなたのホームページのアクセス数、問い合わせ数を増やすための参考にしてくださいね。

それでは、今週も一緒に頑張りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ライター紹介
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神原キサコ

ハンズバリュー株式会社のメインデザイナーです。ホームページデザイン業務を中心に活動しています。
新しい情報を調べて皆さんにたくさんお伝えできればと思っています。

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